ドジャース救援陣が球団新9者連続三振も…大谷選手の不在で攻撃力に陰り、ポストシーズンへ不安残す
2025.9.28
【©️Los Angeles Dodgers,】
米大リーグ・ドジャースは27日(日本時間28日)、敵地シアトルでのマリナーズ戦に5―3で辛勝した。救援陣がトライネン、ベシア、エンリケスとつなぎ、球団新となる9者連続三振を奪ったものの、攻撃面では大谷翔平選手の欠場が響き、最後まで苦しい展開となった。
大谷は今季4試合目の欠場。
ナ・リーグ本塁打王争いで首位のフィリーズ・シュワバーと依然2本差のまま、レギュラーシーズン最終戦を迎えることになった。ロバーツ監督は「明日は出場する」と明言したが、チームの得点力が大谷の状態に大きく依存している現実を露呈した。
試合は3―3で迎えた9回、エンリケス・ヘルナンデスが守護神ムニョスから決勝の2点適時二塁打を放ち勝負を決めた。
だが、チーム全体で得点機をなかなかものにできず、内容は決して盤石ではなかった。
投手陣では、7回のトライネンから9回のエンリケスまで
3イニング連続で3者三振を奪う離れ業を達成。
しかしながら、直近7試合で防御率11点台と乱調続きだったトライネンは「プレーオフが近づいているから集中力は増している」と強調したものの、シーズンを通した安定感には疑問符が残る。
ロバーツ監督も「ポストシーズンのような緊張感のある試合だった」と語ったが、
レギュラーシーズンは残り1試合。
救援陣の復調の兆しは見える一方で、
大谷選手のコンディションと打線全体のつながりが、
10月以降を戦い抜く上で大きな課題となる。