世界陸上で・・・またしても〝日本選手に厳しい疑惑の判定〟競歩レッドカード巡り波紋「AIに任せるべき」
2025.9.21
【©️World Athletics Championships 】
男子20キロ競歩決勝(東京・国立競技場発着、神宮外苑周回コース)で、日本のエース、山西利和選手(29=愛知製鋼)が競技中の後半戦で3度目のレッドカードによるペナルティーで28位に沈む波乱があった。世界記録保持者であり、優勝候補の実力を持つ山西だが、判定の曖昧さが物議を醸している。
山西は15キロ付近で先頭集団から抜け出し、
金メダルが射程圏内に入った瞬間、無情のレッドカードが提示された。
これは「両足が地面から離れた」と判断された際の警告にあたり、
3枚目でペナルティーゾーンでの2分待機が課される。
結果的に、金メダルの可能性は、このレッドカードの警告で完全に絶たれた。
しかし、この判定の妥当性は疑問視されている。
優勝したカイオ・ボンフィム(ブラジル)らの終盤スパートでは、同様に両足が地面から離れたフォームが動画で確認されるにもかかわらず、警告は一切なし。
日本人選手だけが厳しく裁かれた印象は否めず、「またも日本選手に厳しい判定」という批判がSNSで広がった。
同大会では男子3000メートル障害でも日本代表・三浦龍司(SUBARU)がメダル圏内から8位に沈む不可解な判定も話題になった。
最終障害で後ろから押されるなど、明らかに不利な接触があったにもかかわらず、抗議は却下された。
この結果も「疑惑の判定」としてファンの間で議論を呼んでいる。
SNS上では、判定に対する不満の声が相次でおり、AI判定導入の必要性が改めて浮き彫りになった。
日本選手が正当に戦えない現状は、世界陸上の公正さに疑問符を投げかけている。
今回の判定問題が、競技ルールや判定方法の改善につながることが強く望まれる。