人気バンドのTUBEがコンサート・チケット不正転売に改めて警告「同行者含め入場をお断り」厳格対応を表明

2025.9.12

TUBEが、コンサートチケットの不正転売について公式サイトで声明を発表。

高額転売が後を絶たない現状を受け、改めて強い姿勢を示した形だ。

 

11日付で掲載された「TUBEコンサートチケット転売に関する重要なお知らせ」では、ファンクラブで発行してきたオリジナルデザインの紙チケットが高額転売され、本当に行きたいファンが落選する事態が生じていたことを説明。

そのため数年前から、電子チケットや記名式コンビニ発券への移行を余儀なくされたと振り返った。

しかし防止策にもかかわらず、依然として非公認サイトにおける高額転売が多数確認されているという。

声明では「2019年6月に施行された『チケット不正転売禁止法』に基づき、TUBEのコンサートにおいても転売行為は固く禁止」と改めて明記。正規ルート以外での購入を強く戒めた。

さらに「オークションや転売サイト、SNSなどで不正に入手されたチケットでの来場が判明した場合、同行者を含め入場をお断りします。入場後に発覚した場合は退場いただく場合もあります」と警告。今後はファンクラブでの優先予約権を失う可能性にも言及した。

また、会場での本人確認を徹底する方針も示し、顔写真付き身分証明書の携帯を呼びかけた上で「転売者から購入した際に偽造証明書を渡されるケースもある。文書偽造罪に問われる可能性があり、非常に重い処罰につながりかねない」と強く注意を促した。

人気バンドを狙った高額転売の問題は、音楽業界全体でも深刻化している。

TUBEは「ファンの皆さまに安心して参加していただくため」とし、今後も厳格な対応を続けていく構えだ。