ドジャース佐々木朗希投手 160キロ連発で8奪三振も…5回に崩れ3失点降板 マイナー5度目のリハビリ登板
2025.9.10
【©️Oklahoma City Comets】
ドジャースの佐々木朗希投手が9日(日本時間10日)、ジャイアンツ傘下の3Aサクラメント戦に先発し、リハビリ登板はこれで5度目となった。最速161.9キロを計測するなど序盤は圧巻の投球を披露したが、5回に突如制球を乱し、3失点を喫して降板。4回2/3を90球で投げ抜き、3安打5四死球8奪三振の内容だった。
▪️圧巻の立ち上がり、球速復活を印象づける
初回から直球の力強さが際立った。先頭打者を二ゴロに仕留めると、続くロドリゲスへの初球は161.6キロを計測。3番エルドリッジからは空振り三振を奪い、立ち上がりを3者凡退で終えた。わずか10球のうち5球が160キロ超え。課題とされてきた球速の復調をはっきりと示した。
2回には四球と暴投で走者を背負ったが、ここでこの日最速の161.9キロをマーク。アウト3つはいずれも三振で奪い、球威で押し切った。3回も被安打はあったものの要所で三振を奪い、無失点を続けた。
▪️5回に突如乱調…無死満塁から3失点
しかし快投は長く続かなかった。5回、先頭から2者連続で四球を与えると、続く打者に安打を浴びて無死満塁のピンチ。ここから内野ゴロと犠飛で2点を失い、さらに二塁打を浴びて計3失点。死球も与え、球数90に達したところで降板となった。
▪️前回登板からの修正も…課題残す結果に
佐々木は前回2日(同3日)の登板で初回に2本塁打を浴び4失点を喫したが、その後は立ち直り、5回を投げて3安打3四死球とまとめていた。この日の序盤も持ち味を発揮した一方、終盤に制球を乱す展開は課題として残った。