河村勇輝、NBAデビュー戦でアシスト記録!地元ファンの歓声に応える
2月4日(現地時間2月3日)、
NBA2024-25シーズンの
メンフィス・グリズリーズ対サンアントニオ・スパーズ戦で、
日本人ガードの河村勇輝がNBAデビューを果たした。
グリズリーズと2Way契約を結んでいる河村は、
試合終盤に出場し、記念すべき初アシストを記録。
地元メンフィスのファンから大きな歓声を受ける感動的な瞬間となった。
▪️ついに訪れたNBAデビュー戦
試合は序盤からグリズリーズが主導権を握る展開となり、
終盤には勝負の行方がほぼ決していた。
そんな中、残り時間2分3秒になると、
観客席から「We want Yuki!(勇気を出して!)」というチャントが巻き起こる。
この声援に応えるように、チームのベンチから河村が呼ばれ、
ついにNBAのコートに立つ瞬間が訪れた。
メンフィスのファンは、期待を込めた大歓声で彼を迎え入れた。
▪️限られた時間で光るプレー
河村は、布陣の都合上ハンドラーの役割こそ任されなかったものの、
持ち味である速い判断力と視野の広さを発揮。
残り25秒、相手のシュートミスからディフェンスリバウンドを奪うと、
素早く前線へ鋭いパスを供給。
これを受けたGGジャクソンが豪快なダンクを叩き込み、
河村にNBA初アシストが記録された。
プレータイムこそ短かったが、
そのわずかな時間の中でチームの攻撃をスムーズに演出。
河村らしい冷静なプレーが見られ、
デビュー戦としては十分なインパクトを残した。
▪️Gリーグとの“ダブルヘッダー”をこなす
実は、この日河村はGリーグの試合にも出場していた。
グリズリーズ傘下のメンフィス・ハッスルの一員として、
Gリーグ2024-25シーズンのアイオワ・ウルブズ戦に先発出場。
約33分間のプレーで、7得点14アシスト3リバウンド4スティールを記録し、
チームの勝利に大きく貢献していた。
そのわずか数時間後にNBAの試合にも出場し、
合計15アシストを記録した河村。
2Way契約ならではの“ダブルヘッダー”をこなしたことで、
彼のタフさと適応力の高さが証明された。
▪️チームは快勝で3連勝
試合はグリズリーズが終始優勢を保ち、
128-109でスパーズに快勝。これでチームは3連勝を飾った。
グリズリーズの主力陣も好調で、ザック・イディーが16得点14リバウンド、
ジャ・モラントが25得点11アシストのダブルダブルを記録。
さらに、ジャレン・ジャクソン・ジュニアが31得点、
GGジャクソンが27得点を挙げるなど、
攻守にわたって充実した内容だった。
▪️今後の活躍に期待
河村にとって、今回のNBAデビューは大きな一歩となった。
短い時間ながらもアシストを記録し、ファンからの熱い支持を受けたことは、
今後のチャンスにつながる可能性がある。
2Way契約選手としてGリーグとNBAを行き来する日々が続くが、
さらなる成長を遂げることで、より多くの出場機会をつかむことが期待される。