映画『Michael/マイケル』ベルリンで世界初上映 マイケル・ジャクソンの軌跡に喝采!

2026.4.13

“キング・オブ・ポップ”ことマイケル・ジャクソンの人生と創造の軌跡を描く映画『Michael/マイケル』のワールドプレミアが現地時間4月10日、ドイツ・ベルリンで開催された。歴史的背景を持つ地での世界初上映には各国から多くのファンとメディアが集結し、日本からは米倉涼子さんもゲストとして出席した。


 


本作の初上映地に選ばれたベルリンは、1988年にマイケル・ジャクソンが【バッド・ワールド・ツアー】を開催したゆかりの地。当時、西ベルリンの壁付近で行われた公演には東側の市民も音楽を求めて集まり、音楽が国境を越える象徴的な出来事として語り継がれている。そうした歴史を背景にした今回のプレミアは、60か国以上から観客が集まる大規模なイベントとなった。

 

会場周辺は、楽曲や衣装にインスパイアされた装いのファンで埋め尽くされ、音楽に合わせて踊る姿や記念撮影を楽しむ光景が広がるなど、公開前から熱気に包まれた。

レッドカーペットには、マイケル役を務める実の甥ジャファー・ジャクソンをはじめ、幼少期役のジュリアーノ・クルー・ヴァルディ、母キャサリン役のニア・ロング、弁護士ジョン・ブランカ役のマイルズ・テラーらキャストが登場。さらに監督のアントワーン・フークア、プロデューサーのグレアム・キングも姿を見せ、華やかな顔ぶれが会場を盛り上げた。

主演のジャファーは上映前、「長い道のりを経てここに立てたことに感慨がある」と語り、作品への手応えを強調。中でも「スリラー」ミュージックビデオの撮影地での再現シーンを印象的な経験として挙げ、作品が持つ再現性の高さを示唆した。また、マイケルの魅力については「音楽を通じて世界をより良くしたいというメッセージ」と語り、その精神性への敬意を示した。

幼少期役のジュリアーノも、徹底した役作りを行ったことを明かし、「ABC」の再現シーンに手応えを感じているとコメント。ニア・ロングは母親像の表現について「愛情深さと責任感」を重視したと語り、家族の絆を丁寧に描いたことを強調した。

監督のフークアは「ステージ外の人間としてのマイケルを描くことが重要だった」と語り、単なる伝記映画にとどまらない人物像の掘り下げに自信を見せる。プロデューサーのグレアム・キングも「音楽で人々を結びつけた彼の力を、映画でも再現したい」と述べ、世界的ヒットへの期待をにじませた。

日本から参加した米倉は「世界中がマイケルを愛していることを実感した」と現地の熱狂を振り返り、「まるで本物のステージを体験しているかのようだった」と作品の没入感を評価した。

 

上映後にはスタンディングオベーションが巻き起こり、会場は長時間にわたり拍手と歓声に包まれた。翌日の記者会見でもその余韻は続き、キャスト陣は観客との一体感を口々に語った。

本作は『スリラー』など数々の名曲を生み出した創造の過程とともに、孤独や葛藤を抱えた一人の人間としての側面にも迫る内容。実際のロケーションを使用した撮影や、全27曲に及ぶ楽曲の再現など、スケールの大きな作品となっている。

映画『Michael/マイケル』は2026年6月12日より日本公開予定。