菅野智之投手が移籍後に初勝利“打者天国”で6回1失点の快投「最高の登板」
【©️Colorado Rockies 】
米大リーグ、コロラド・ロッキーズの菅野智之投手(36)が5日(日本時間6日)、本拠地でのフィラデルフィア・フィリーズ戦に先発し、6回4安打1失点の好投。移籍後初勝利を挙げた。舞台は“打者天国”として知られる本拠地クアーズ・フィールド。投手にとって不利とされる環境の中、持ち味の投球術で強打のフィリーズ打線を封じ込めた。
▪️ゴロ量産の投球術出難所クアーズを完全攻略
初回に味方打線が3点を先制し、菅野は落ち着いた立ち上がりを見せた。
2回にガルシアに右中間へのソロ本塁打を浴びたものの、その後は緩急を駆使して打者の的を絞らせず、試合の主導権を渡さなかった。
5回には2死一塁から右翼手モニアクが飛球を見失う不運な二塁打で二、三塁のピンチを背負う。ここで迎えたのは昨季ナ・リーグ本塁打王のシュワバー。
甘く入ったスライダーを捉えられたが打球は中飛となり、
最大のピンチを切り抜けた。菅野選手はベンチへ戻ると安堵の笑みを浮かべた。
6回は三者凡退で締め、救援陣にバトン。
18アウトのうち8アウトをゴロで奪い、三振は5つ。
低めに球を集める丁寧な投球で、空気が薄く打球が飛びやすい本拠地で結果を残した。
▪️「最高の登板になりました」
試合後、菅野選手は本拠地初登板で白星を手にしたことについて
「本当に気候も投げやすくて、最高の登板になりました」
と笑顔を見せた。5回のシュワバーを打ち取った場面については
「あのアウトはすごく大きかった。ヒットかホームランかで試合の流れが変わる場面だった」
と振り返り、試合の分岐点だったと語った。
また、“打者天国”での投球については
「意識しても仕方ないので、とにかく低めに集めてゴロを打たせることを心がけた」
と、自身の投球スタイルを徹底したことを明かした。
▪️高地特有の変化球を「味方に」
この日は序盤、決め球のスプリットの制球に苦しんだが、他の球種で組み立てて試合を作り、後半にはスプリットも機能。投球の幅の広さを改めて示した。
標高約1600メートルの高地で投げる難しさについても
「まだ1試合なので大きくは感じていないが、変化球の独特の動きを味方に付けることもできる」と前向きに語った。


