マブスが若手ネムハードと本契約へ ガード不足で迎えた“本領発揮のタイミング”、ベテラン放出で世代交代を加速
【©️Dallas Mavericks 】
3月1日(現地時間2月28日)。ダラス・マーベリックスがロスター整理に踏み切った。
チームはベテランガードのタイアス・ジョーンズをウェイブ(保有権放棄)し、これまで2ウェイ契約だったライアン・ネムハードと2年の本契約を結ぶと、ネムハードの代理人が『ESPN』に明かした。
今回の動きは単なる契約変更ではない。
シーズン終盤に向けてガード陣の再編を迫られていたマブスにとって、ネムハードを本契約へ昇格させることは、ここまで温存してきた若手を本格起用する決断でもある。いわば、チーム事情が整ったことで迎えた“本領発揮のタイミング”と言える。
ジョーンズは2月6日に成立した3チーム間トレードで、シャーロット・ホーネッツから加入した29歳のポイントガード。キャリア11年目の今季は、オーランド・マジックとマブスで計56試合に出場し、平均15.8分、3.1得点、1.1リバウンド、2.6アシストを記録していたが、若手起用を優先するチーム方針の中で役割が限定されていた。
一方でネムハードはドラフト外から昨夏に2ウェイ契約で加入したルーキーガード。兄はインディアナ・ペイサーズでプレーするアンドリュー・ネムハード。今季は39試合(先発17試合)に出場し、平均18.8分で6.7得点、1.8リバウンド、4.9アシストをマーク。3ポイント成功率38.2%と安定したシュート力に加え、ゲームメーク能力の高さで評価を高めてきた。
本来は育成枠としての起用が想定されていたが、シーズン中盤以降に負傷やローテーション調整が重なり出場機会が増加。その中で結果を残し続けたことで首脳陣の信頼を勝ち取り、本契約へとつながった。
今月10日に23歳を迎えるネムハードは、今後シーズン終了までローテーションの一角を担う見込み。マブスはベテランを放出してまで若手を昇格させた形となり、終盤戦に向けて世代交代と戦力再構築を同時に進める構えだ。

