K-1フェザー級の寺田匠選手が契約終了を正式発表 解約金支払いで完全離脱…次なる舞台へ

2026.2.27

【寺田選手のSNS投稿画像より】

前K-1フェザー級王者の寺田匠選手(25=team VASILEUS)が2月25日、自身のXを更新し、K-1との契約を正式に終了したことを明らかにした。

「今日、解約金を払ってK-1との契約を終了しました。今までありがとうございました。次はまだ何も決まっていないけど、1日でも早く試合がしたい! 試合のオファー待ってます!!」

数日前にベルト返上を発表したばかりの王者による“完全離脱”。

電撃的とも言える展開に、ファンの間では早くも次戦の行方を巡る憶測が広がっている。


 

▪️ベルト返上からわずか5日…覚悟の決断

寺田選手は20日、「K-1フェザー級のベルトを返上しました。新しい目標に向かって頑張っていきます」と投稿。防衛戦を経ることなく王座を手放した背景には、新天地を見据えた強い決意があったとみられる。

そして今回、解約金を支払ったうえでの契約終了を明言。

円満ながらも完全に区切りをつける形となった。

25歳という年齢を考えれば、キャリアはまさにこれからが本番。フェザー級戦線の中心にいた実力者がフリーとなったことで、国内外の団体にとっては同階級における有力な補強候補が市場に現れたことになる。

 

▪️主力ファイターが次々に次のステージへ

近年のK-1では主力級の離脱が相次いでいる。
2022年に契約解除を発表した武尊選手を皮切りに、安保瑠輝也選手、KANA選手、野杁正明選手、与座優貴選手、黒田斗真選手、軍司泰斗選手、和島大海選手ら、タイトルホルダーやトップ戦線の選手が新天地へと活躍の場を移している。

寺田選手の離脱も、そうした流れを象徴する動きの一つと言えるだろう。

一方で、格闘技界では新たな潮流も生まれている。

アジア最大級の核と闘技団体ONE championshipが発表した新プロジェクト「ONE SAMURAI」には、すでに国内トップクラスの選手が集まり始め、主力メンバーの輪郭が明確になりつつある。実力・知名度・発信力を兼ね備えたファイターたちが水面下で結集し、次世代の主戦場を形成しつつある状況だ。

王者クラスの人材が流動化する中で、寺田選手の去就もこの新潮流と無縁ではないとの見方は少なくない。競技レベルだけでなく、興行価値や国際展開を見据えた再編が進む今、選手側の選択肢は確実に広がっている。

 

▪️「1日でも早く試合がしたい」25歳のトップファイター

寺田が強調したのは、ただ一つ。
「1日でも早く試合がしたい」という純粋なファイターとしての欲求だった。

王座を手放し、契約を清算し、フリーの立場へ。リスクも伴う決断だが、それだけに次の一戦は大きな意味を持つ。

同門で背中を追い続けてきた武尊選手の引退試合が「ONE SAMURAI」の旗揚げ戦で決定していることを踏まえると、この舞台が再起する有力候補との見方もある。

果たして寺田選手はどのリングを主戦場に選ぶのか。
25歳の元王者の次なる一歩に、格闘技界の視線が集まっている。


【文:高須基一朗】