NBAオールスターで大失態!? ウェンバンヤマ登場演出“地図ミス”発覚…エマニュエル・マクロン大統領もユーモア反応

2026.2.20

【©️NBA】

今年のNBAオールスターは、史上初となる「USAチーム対WORLDチーム」という新フォーマットで開催され、大きな注目を集めた。各国を代表するスターたちが一堂に会し、国の威信を背負って戦う構図は、例年以上に国際色豊かな舞台を演出していた。

ところが、その華やかな祭典で思わぬ“ハプニング”が発生する。


 

選手紹介では、MCのアナウンスに合わせて巨大スクリーンに出身国の地図と国名が映し出される演出が用意されていた。問題が起きたのは、サンアントニオ・スパーズ所属のウェンバンヤマが紹介された場面だ。

スクリーンに映し出されたフランスの地図は、明らかに実際の国境とは異なる形状だった。北東方向にはベルギーやルクセンブルク、オランダ方面まで含んでいるかのように拡張され、南西方向もスペイン北部にまで及ぶような描写。一方で、本来フランス領であるアルザス地方など東部の一部が欠けているという、ちぐはぐなデザインだった。

演出用のデフォルメとはいえ、隣国を取り込むような形状は看過しづらい。

SNS上では瞬く間に拡散され、海外メディアも取り上げる騒ぎとなった。

この“地図問題”に即座に反応したのが、フランスのマクロン大統領だ。

自身のX(旧Twitter)で、

「近隣諸国の皆さまには安心していただきたい。我々が地図を提供したわけではありません。ですが、ウェンビーは間違いなくフランスの誇りです」と投稿。

近隣国への配慮を示しつつ、自国の若きスターへユーモアを交えて表現した。

ネット上でも皮肉やジョークが飛び交った。

辛辣な意見から歴史ネタまで、多彩な反応が相次いだ。

 

▪️試合では“主役級”の躍動

もっとも、当のウェンバンヤマ本人はコート上で圧倒的な存在感を示した。

WORLDチームはUSAの2チームに惜敗したものの、ウェンバンヤマは2試合合計33得点をマーク。攻守両面で躍動し、“世界選抜の象徴”としての役割を十分に果たした。

大会MVPに輝いたのはUSAスターズのアンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)。しかしエドワーズ自身も、今大会の緊張感を高めた存在としてウェンバンヤマの名を挙げている。

ショー色が強まった近年のオールスターにおいて、今回の「USA対WORLD」という構図は、かつての真剣勝負の空気を取り戻したとの声も少なくない。

その中心にいたのが、紛れもなくウェンバンヤマだった。

 

▪️視聴率は近年最高水準

今年のオールスターは2002年以来24年ぶりにNBCで放映。

米報道によれば、視聴者数は880万人を記録し、TNTで909万人を記録した2011年以来の高水準となった。

2011年大会といえば、イーストにデリック・ローズ、ドゥエイン・ウェイド、レブロン・ジェームズ、アマレ・スタッダマイアー、ドワイト・ハワード。ウエストにクリス・ポール、コビー・ブライアント、ケビン・デュラント、カーメロ・アンソニー、ティム・ダンカンといった錚々たる顔ぶれが並んだ伝説的布陣だ。

48分制で、まだ“本気のオールスター”の色が濃かった時代と比べれば、現在はエンターテインメント性が強まっているのは否めない。それでも今回の新フォーマットは、再び競技性に光を当てる試みとして一定の成功を収めた。