ステイサムが“自分自身”を演じる異色作 リーチ監督と再タッグ、製作費122億円のアクションコメディ始動
英国を代表するアクションスター、ジェイソン・ステイサムが“本人役”に挑む。
そんなユニークな設定の新作アクションコメディ『Jason Statham Stole My Bike(原題)』の製作が決定した。メガホンを取るのは、『ブレット・トレイン』や『デッドプール2』で知られるデヴィッド・リーチ監督。両者の再タッグが実現する。
タイトルを直訳すれば「ジェイソン・ステイサムが私のバイクを盗んだ」。現時点で物語の詳細は明かされていないが、海外メディアによれば、ステイサムは“人生最大の役どころ”として、世界的アクションスターであるジェイソン・ステイサム自身を演じるという。セルフパロディの要素を含んだ、メタ視点の痛快作となりそうだ。
脚本を手がけるのは、ドラマ版『スクール・オブ・ロック』などで知られるアリソン・フリエル。製作費は8000万ドル(約122億円)超とされ、ダイナミックなアクションにユーモアを織り交ぜたPG-13指定作品になる見込みだ。リーチ監督の真骨頂である、スタイリッシュかつスピーディーな演出にも期待が高まる。
ステイサムといえば、『ワイルド・スピード』シリーズや『MEG ザ・モンスター』シリーズ、『ザ・ビーキーパー』などで屈強なヒーロー像を確立。一方で、キャリア初期の『ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』や『スナッチ』、さらには『SPY/スパイ』『オペレーション・フォーチュン』では、シリアスと笑いを自在に行き来する演技力も発揮してきた。本作は、その“二面性”を最大限に活かす企画と言えるだろう。
リーチ監督とのタッグは、スピンオフ作『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』以来となる。アクションの緻密さとポップな演出で観客を魅了してきた両者が、今回はどのような化学反応を見せるのか注目だ。
なお、ステイサムは現在、盟友ガイ・リッチー監督と6度目のタッグとなるアクションスリラー『Viva La Madness(原題)』を撮影中。本作の撮影は2026年5月に開始予定とされている。アクションスターとして円熟期を迎えたステイサムが、“自分自身”をどう料理するのか。その挑戦は、新たな代表作誕生の予感を漂わせている。

