村瀬心椛選手、2冠へ盤石の滑り出し 薄着戦略で“フルメイク”成功、宿敵ゾイと決勝へ

2026.2.16

【=AP】

スノーボード女子スロープスタイル予選が15日に行われ、ビッグエアとの2冠を狙う村瀬心椛(TOKIOインカラミ)が84.93点をマーク。

2位で決勝進出を果たし、頂点へ向けて好スタートを切った。


 

ビッグエア王者として臨んだ今大会。

村瀬選手は予選1回目、思い切った“戦略”に出た。

公開練習では「板がなかなか走らなかった」と振り返るコンディションの中、風の抵抗を抑えるためにウエアを軽装に変更。

滑走スピードを最大限に引き出す選択が奏功した。

序盤のレールセクションを安定してまとめると、勝負どころの後半3連続ジャンプへ。斜め軸の回転、逆スタンスからの2回転半を流れるようにつなぎ、最後は3回転技で締める完成度の高い構成を披露。“フルメイク”の滑りに、フィニッシュ後は人差し指を立てて会心のポーズを見せた。

「めっちゃ跳んでいった。自分でもちょっとびっくりしている」。高さ、完成度ともに評価は高く、ジャンプの各要素で得点を積み重ねただけでなく、全体の構成力も光った。

2回目には初挑戦となる横4回転にトライしたが、減速の影響もあり転倒。

それでも「低い姿勢でいかないといけないと分かった」と冷静に課題を口にし、修正への手応えをにじませた。

首位で予選を通過したのは、前回北京五輪金メダリストのゾイ・サドウスキー=シノット(ニュージーランド)。ワールドカップ通算11戦で8度の表彰台、4勝という圧倒的な安定感を誇る最大のライバルだ。

村瀬選手は「ゾイがいないと自分も燃えない」と語る。

2冠か・・・それとも王者の連覇か。