レブロン パフォーマンス管理の代償で大記録に終止符か…21年続いたオールNBA連続選出に現実的な危機
【©️Los Angeles Lakers/ LeBron James 】
レブロン・ジェームズのキャリアを象徴してきた数々の“前人未到の記録”に、またひとつ終わりが近づいている。問題の本質は単なる欠場ではない。年齢とパフォーマンスのせめぎ合いが、いよいよ無視できない段階に入ったという現実だ。
現地時間1月7日(日本時間8日)に行なわれたスパーズ戦で、レブロンは左足の関節炎と右坐骨神経痛により欠場。これで今季の欠場数は17試合となり、あと1試合休めば、主要アウォードの受賞資格(65試合出場)を失う状況に追い込まれた。
このルールが直撃するのが、21年連続で続いてきたオールNBAチーム選出という前代未聞の記録だ。2004-05シーズンから昨季まで一度も外れたことのないこの偉業は、NBA史上2位のコビー・ブライアント(15回)を大きく引き離す、
まさに“孤高”の数字である。
だが、41歳を迎えた今季のレブロンにとって、最大の敵は相手チームではない。
自身の身体と、パフォーマンス維持のための出場管理だ。
レイカーズは今後、8度の連戦に加え、1月下旬から2月初旬にかけてのアウェー8連戦、さらに3月にもアウェー6連戦を控えている。キャリア23年目のベテランが、この過密日程を無理なく乗り切れるとは考えにくい。
事実、今季のレブロンは数字こそ一線級を保っているものの、コンディション調整と出場制限が常に前提条件となっている。12月4日のラプターズ戦では8得点に終わり、自身が保持していた連続2桁得点試合のNBA記録(1297試合)が途切れた。これは象徴的な出来事だった。
かつては「出場すること」自体が最大の武器だった男が、いまや休むことでパフォーマンスを守らなければならない存在になっている。5個目のチャンピオンリングを最大目標に掲げるレブロンにとって、個人記録や表彰よりも、プレーオフで最高の状態にあることが最優先なのは明白だ。
その結果として、オールNBA連続選出という金字塔が途切れる可能性が高まっている。これは衰えの証明ではない。しかし同時に、年齢という抗えない壁が、キャリアの在り方を変え始めている証でもある。


