河村勇輝選手 右下肢の血栓症を乗り越えてブルズと2WAY再契約―指揮官が語った復帰までの道のり選手 右下肢の血栓症を乗り越えてブルズと2WAY再契約―指揮官が語った復帰までの道のり
シカゴ・ブルズと河村勇輝選手が2WAY契約を再び結んだ朗報から一夜明けた現地時間1月7日(日本時間8日)、ブルズのビリー・ドノバン・ヘッドコーチが会見の場で、河村選手がこれまで戦線を離れていた理由と、その回復過程について初めて詳細を明かした。
米国のバスケット専門サイトが報じた情報によると、河村選手が抱えていたのは右下肢の血栓症。ドノバンHCは「リハビリのため彼はシカゴに残り、医師の許可が下り次第、すぐに2WAY契約を結ぶことができた」と説明し、慎重かつ段階的に復帰への道を歩んできたことを強調した。
▪️接触プレーを制限しながら続けた努力
ドノバンHCはさらに、「彼はコート上でバスケットボールをすること自体は可能だったが、接触を伴うプレーは禁止されていた」と当時の状況を明かしたうえで、「それでも彼は懸命に努力し続けていた。本当にうれしく思っている」と語り、河村の姿勢を高く評価した。
プレーできる時間が制限されるなかでも準備を怠らず、チャンスが訪れた瞬間に再びNBAの舞台へ戻ってきた。その背景には、本人の忍耐とチームのサポートがあった。
▪️NBAトップ選手でも珍しくない“血栓”という試練
血栓の発症は、河村選手に限った特殊なケースではない。
近年のNBAでも、多くのスター選手が同様の病と向き合ってきた。
殿堂入りビッグマンのクリス・ボッシュは、2015年に肺血栓と診断され一度は復帰を果たしたものの、再発により現役続行を断念。
一方で、ヴィクター・ウェンバンヤマは昨季に血栓症で長期離脱しながら、
今季はその影響を感じさせない活躍でチームを牽引している。
また、デイミアン・リラードは血栓発覚後にプレーオフで復帰し、ブランドン・イングラムも手術を経てキャリアを再生。
現在はチームの中心選手としてコートに立ち続けている。
▪️河村選手のこれからに寄せる期待
こうした事例が示すように、血栓は決して軽視できない一方で、適切な治療と管理のもとで再びトップレベルの舞台に戻ってきた選手も多い。
河村勇輝選手もまた、その一人となる可能性を秘めている。
小柄な体格ながら卓越した視野と創造性で注目を集めてきたガードが、
困難を乗り越え、再びNBAのコートで躍動する日を多くのファンが待ち望んでいる。

