ヤニス獲得に動くのか!? ウォリアーズが迫られる「最後の決断」カーHCは慎重姿勢も市場は静まらず

2026.1.4

ゴールデンステイト・ウォリアーズは、

再びリーグの運命を左右する存在となるのか!?

不安定な戦いが続く今季、ファンとリーグ関係者の視線は

一点に集まりつつある―

「ヤニス・アデトクンボ獲得に動くのか?」という問いだ。


 

2015年から4度の優勝を成し遂げ、一時代を築いたウォリアーズ。

しかし、2022年の優勝を最後に頂点から遠ざかり、

今季もステフィン・カリー、ジミー・バトラー三世、ドレイモンド・グリーンという実績十分のベテラン陣を抱えながら、勝率5割前後をさまよう状況が続いている。

こうした停滞感の中で高まるのが、「カリーが引退する前に、もう一度本気で優勝を狙うべきではないか」という声だ。その象徴として名前が挙がるのが、ヤニス・アデトクンボ、そしてアンソニー・デイビスといったリーグを代表するスーパースターたちである。

市場が騒がしさを増すなか、スティーブ・カーHCは元NBA選手トム・トルバートの番組『The Tom Tolbert Show』に出演し、ビッグネーム獲得論に一定の理解を示しながらも、明確にブレーキをかけた。

「もしチームが本当に良くなるなら、もちろんトレードは検討する。それがマイク(ダンリービーJr.GM)の仕事だからね」

ただし、言葉は続く。

「本当に意味のある動きでなければいけない。去年うまくいったからといって、同じ賭けが常に正解とは限らない」

カーHCの念頭にあるのは、昨季途中で実現したバトラー三世の獲得だ。

闘争心と勝負強さを備えたベテランの加入によってチームは息を吹き返し、プレーインを勝ち抜いてプレーオフ進出。第2シードのロケッツを下し、2年ぶりのカンファレンス準決勝進出を果たした。

しかし今季は状況が異なる。

オフェンシブ・レーティングはリーグ20位、ターンオーバーは29位と低迷し、サイズとフィジカル不足は明白。

「ヤニス級」の補強が現実味を帯びるほど、チームの構造的課題が浮き彫りになっている。

一方で、その代償も小さくない。ジョナサン・クミンガは魅力的なトレード要員だが、スーパースター獲得となれば、モーゼス・ムーディーやブランディン・ポジェムスキー、さらには将来のドラフト指名権まで差し出す覚悟が必要になる。

「スター選手のためにすべてを差し出したチームを見れば分かる。クリッパーズ、サンズ、バックス……彼らにはもう指名権が残っていない。リスクを取りすぎれば、自分たちを袋小路に追い込む」(カーHC)

現実は厳しい。カリーは今なおエリート級のパフォーマンスを維持しているが、3月には38歳を迎える。“待つ時間”は確実に残り少なくなっている。

今すぐ勝つために未来を差し出すのか。

それとも、将来の核を守りながら次の時代を待つのか。
そして何より、ウォリアーズは本当にヤニス獲得という「禁断のカード」を切るのか。

元王者は今、球団史を左右する分岐点に立たされている。