【ウインターカップ2025 女子2回戦】 倉敷翠松、後半の修正力で逆転勝利 オルショガブサヨ・アヨミポシが25得点の大黒柱

2025.12.24

SoftBankウインターカップ2025(第78回全国高等学校バスケットボール選手権大会)女子2回戦が12月24日、東京体育館で行われ、

倉敷翠松高等学校(岡山県①)が

東海大学付属諏訪高等学校(長野県)を73―72で下し、接戦を制した。


 

▪️前半は東海大諏訪が主導権

試合序盤は東海大諏訪が堅いディフェンスで主導権を握る。倉敷翠松はリズムを掴めず、第1クォーターを13―24と11点ビハインドで終えた。前半を通しても東海大諏訪の守備に苦しみ、流れは相手ペースのまま試合は後半へ入った。



 

▪️第3Q、倉敷翠松が一気に反撃

後半開始直後、倉敷翠松は#4 高田麗のミスから東海大諏訪にフリースローを与える場面もあったが、徐々に修正を図る。

インサイドで存在感を示したのが、#15 オルショガブサヨ・アヨミポシ。

落ち着いたポストプレーで確実に加点し、#14 池田梨愛も左からのアタックで得点を重ねる。これにより東海大諏訪の#78 坂庭優良に焦りが見え始めた。

第3クォーター残り5分44秒、ついに48―47で倉敷翠松が逆転。

さらにオルショガブサヨ・アヨミポシがインサイドで加点し、50―47とリードを広げた。

▪️終盤の駆け引き、勝敗を分けた再投入

一時、倉敷翠松はオルショガブサヨ・アヨミポシと#4 高田をベンチに下げたことで流れを失い、試合は再び拮抗。

残り1分36秒で54―54の同点に追いつかれる。

しかしタイムアウト後、2人を再投入すると流れは一変。
オルショガブサヨ・アヨミポシが左カットから得点し、高田も右サイドのカットで続く。倉敷翠松は58―56と再び前に出た。

終盤には#17 齋藤凜彩の3ポイント、東海大諏訪は#88 矢島瞳が連続して3ポイントを沈め、61―61の同点に。緊張感が最高潮に達する中、両校がタイムアウトを使いながら最後の攻防へ突入した。

終盤はフリースローの失敗もあり一進一退の展開となったが、最後は倉敷翠松が1点差を守り切り、4番の高田選手のポイントガード能力が勝敗を左右し、73―72で試合終了となった。


試合結果

倉敷翠松高等学校 73-72 東海大学付属諏訪高等学校
(13-24、23-18、22-14、15-16)


▪️女子2回戦 全試合結果(2025年12月24日)

桜花学園 96–56 柴田学園大学附属柴田学園
福井工業大学附属福井 99–73 京都両洋
新潟産業大学附属 69–54 矢板中央
東海大学付属福岡 67–41 昭和学院
埼玉栄 51–57 福島東稜
県立石川 51–61 八雲学園
奈良文化 69–72 一関学院
札幌山の手 83–74 岐阜女子

精華女子 88–79 四日市メリノール学院
龍谷富山 61–88 鳥取城北
星城 87–63 帝京安積
日本航空石川 45–65 京都精華学園
倉敷翠松 73–72 東海大学付属諏訪
名古屋経済大学高蔵 63–52 明豊
大阪薫英女学院 88–64 県立湯沢翔北
千葉経済大学附属 80–94 日本航空北海道