ウインターカップ2025 男子1回戦 光泉カトリック(滋賀)が完成度の高いバスケで國學院久我山(東京)を圧倒
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高校バスケットボールの冬の大舞台「ウインターカップ2025」
12月23日、東京体育館で男子1回戦が行われ、
光泉カトリック高等学校(滋賀)が
國學院大學久我山高等学校(東京)に100-62で快勝した。
■試合序盤:ディフェンスの完成度で主導権
立ち上がりから主導権を握ったのは光泉カトリックだった。
3線目の使い方が非常に巧みなディフェンスで久我山の展開を寸断し、第1クォーターを30-11と大きくリード。コート全体を広く使った攻撃で、相手に流れを渡さない。
■主役は“万能型”エース
光泉の攻撃を牽引したのは、背番号5・速水奏翔。
190cmのサイズを生かし、ミドルレンジからのジャンパー、さらには3ポイントシュートまで躊躇なく放つ万能型のプレーで得点を量産。前半の勝負どころでは、相手の気持ちを折るような正確な3ポイントを沈め、試合の流れを完全に引き寄せた。
さらに、背番号7・石岡優志も外角から高確率でシュートを沈め、光泉はアウトサイドでも優位に立つ。シュートを打つタイミングが的確で、久我山は常に後手に回る展開となった。
■ボールが止まらない光泉の強み
光泉の強さは得点力だけではない。
背番号5・速水奏翔は高いパスセンスも披露し、攻守の切り替えも非常に速い。ラン&ガンへの移行がスムーズで、ガード陣がインサイドとアウトサイドを巧みに連結していく。
また、背番号6・藤井勇希はスモールサイズながらもリバウンドに必ず絡み、セカンドチャンスを生み出す存在に。
背番号4・綾田圭との連携も良く、2人でボールをテンポ良く展開することで、チーム全体のパス回しがさらに活性化した。
■久我山はインサイドを生かせず
一方の國學院久我山は、背番号8・藤田簾のセンタープレイを軸に攻めたいところだったが、ファウルを誘いながらもフリースローを決めきれず、流れを引き戻すには至らなかった。
■ダブルスコア そして総力戦へ
第3クォーター以降も光泉の勢いは止まらず、途中68-34とついにダブルスコアに。
終盤はベンチメンバーも起用しながら試合をコントロールし、
最終スコア100-62で試合終了。全員がコートに立つ、
まさに“完成度の差”を示す一戦となった。
■試合結果
光泉カトリック高等学校(滋賀) 100
(30-11、19-18、27-14、24-19)
國學院大學久我山高等学校(東京) 62


