橋本愛さん、20代の終章を封じ込めた一冊 四季と4人の写真家が映す「いま、この瞬間の私」
【©️幻冬社】
女優・橋本愛さんが、自身の20代を締めくくる“最後の写真集”を世に送り出す。
タイトルは『MOOD BOARD:』。発売日は2026年1月12日。20代最後の1年間を、春夏秋冬という時間軸で切り取り、4人のフォトグラファーとともに紡ぎ上げた意欲作だ。
本作は単なる記念写真集ではない。
そこにあるのは「完成された一人の像」ではなく、揺れ動き、矛盾し、定まらない感情の集合体。橋本愛という存在を、そのままの温度で閉じ込めようとする試みだ。
▪️表紙・裏表紙で示される“四季のオムニバス”
今回、通常版・Amazon限定版それぞれの表紙・裏表紙が解禁された。
写真集は春夏秋冬をテーマに、異なる写真家が1編ずつ担当するオムニバス形式で構成されている。
通常版表紙:大塚三鈴による「春編」
通常版裏表紙:増田彩来による「夏編」
Amazon限定版表紙:横浪修による「冬編」
Amazon限定版裏表紙:Fish Zhangによる「秋編」
柔らかく芽吹く春、熱を帯びる夏、陰影が深まる秋、静寂を孕む冬。
同じ被写体でありながら、写真家ごとに異なる視点が交錯し、
橋本愛さんの多層的な表情が浮かび上がる。
▪️タイトル「MOOD BOARD:」に込めた覚悟
タイトルの「mood board」とは、本来、制作の“前段階”で世界観や雰囲気を可視化するために用いられるものだ。
完成形ではなく、可能性が散らばった状態―
橋本さんは、あえてその言葉を20代最後の作品名に選んだ。
統一感がなく、一貫性もない。
いくつもの人格が同時に存在している自分を、一冊に収めるのはとても難しかった。
そう語る橋本さんは、四季という枠組みを借り、「自分の中にある4つのmood」をそのまま肯定することを選んだという。
それが真実かどうか、すべてなのかどうかは分からない。だが、“いまの自分”であることだけは確かだ。
見慣れた姿も、意外な表情も、すべてが橋本愛さんの現在地。
完成を目指さず、揺らぎを抱えたまま差し出されるこの写真集は、
20代という時代のリアルな記録でもある。
▪️書籍情報
書名:橋本愛20代ラスト写真集『MOOD BOARD:』
発売日:2026年1月12日(月・祝)
仕様:B5判変形/オールカラー144ページ
定価:本体3,200円+税(税込3,520円)
撮影:横浪修、大塚三鈴、増田彩来、Fish Zhang
発行:株式会社幻冬舎




