南野拓実選手が負傷交代 左膝を痛め病院へ搬送も詳細は不明、モナコ指揮官「慎重に見極める段階」

2025.12.22

【©️ACTU ASM media/AS Monaco】

フランス1部リーグ・モナコに所属する日本代表FW南野拓実選手(30)が

21日、フランス杯のオセール戦に先発出場したものの、

前半36分に負傷交代した。

ボール奪取を試みた場面で左膝を痛めたとみられ、

ピッチ上で苦悶の表情を浮かべたまま担架で運び出された。


 

試合後、南野選手は検査のため病院に搬送された。

現時点では負傷の詳細は明らかになっておらず、

クラブおよび医療スタッフによる精密検査の結果を待つ状況だ。

フランス紙「レキップ」電子版は、左膝の状態について「重傷の可能性も否定できない」と慎重な表現で報道。地元紙「モナコ・マタン」も、交代時の様子を伝えつつ、今後の診断結果が重要になると指摘している。

AP通信の報道によると、セバスチャン・ポコニョーリ監督は試合後、

「現時点では原因を断定できない。前十字靱帯の損傷の可能性も考慮しているが、まだ判断する段階ではない」と説明。「初期検査の所見は決して楽観できるものではなかったが、正確な診断を待ちたい」と語り、慎重な姿勢を示した。

南野選手は今季、リーグ戦15試合に出場して3得点を挙げるなど、

モナコ攻撃陣のレギュラーの一角として安定した出場機会を確保。

欧州チャンピオンズリーグでも得点を記録し、存在感を示していた。

日本代表においても、来年6月に開幕するW杯北中米大会に向け、

攻撃の重要なピースとして期待されている。

現段階では復帰時期や代表活動への影響について言及できる状況ではなく、

今後の検査結果とクラブからの正式発表が待たれる。