ブランソンがNBAカップの中心に!! 大会を支配―最強5人が発表 勢力図の変化
ニューヨーク・ニックスの戴冠は、もはや“番狂わせ”ではない。
NBAは12月19日(現地18日)、NBAカップのオールトーナメントチームを発表し、
その顔ぶれは今大会が単なる新設イベントではなく
リーグの勢力図を映し出す真剣勝負の舞台であったことをはっきりと示した。
頂点に立ったニックスを象徴する存在が、MVPに輝いたジェイレン・ブランソンだ。
決勝のサンアントニオ・スパーズ戦では25得点、8アシストを記録。
派手さよりも勝負どころでの確実な一撃とゲームコントロールで、
チームを124-113の勝利へ導いた。
今大会6試合で平均33.2得点。
その数字以上に際立ったのは、「勝たせるガード」としての完成度だった。
メディア投票では唯一の満票選出。
ブランソンが今大会を通じて別格の存在だったことに、異論を差し挟む余地はない。
2025-26シーズンのNBAカップは、決勝が17日(同16日)に行われ、ニックスがスパーズを下して優勝。レイカーズ、バックスに続く3代目王者となった。
その結果を裏付けるように、オールトーナメントチームにはニックスからブランソンとカール・アンソニー・タウンズの2人が名を連ねた。
注目すべきは、選出されたメンバーが現在のNBAを象徴する“支配者”たちである点だ。投票はポジション別に選出の判断は無く、5人が選ばれている。
ジェイレン・ブランソン(ニックス)
ルカ・ドンチッチ(レイカーズ)
ディアロン・フォックス(スパーズ)
シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(サンダー)
カール・アンソニー・タウンズ(ニックス)
スター性、爆発力、勝負強さ――すべてを兼ね備えた顔ぶれが並ぶ中で、最も強烈な印象を残したのがブランソンだったのは疑いようがない。
NBAカップのMVPは、2023年レブロン・ジェームズ、2024年ヤニス・アデトクンボに続き、今季はブランソン。
その名前が並んだ瞬間、ブランソンがすでにリーグの“顔候補”の一人に到達したことを示している。

