【©️San Antonio Spurs 】

12月13日（日本時間） ラスベガスの

T-モバイル・アリーナで行なわれるNBAカップ準決勝。

オクラホマシティ・サンダーとサンアントニオ・スパーズの激突は、

今大会屈指、いや今季NBA屈指の好カードとして世界中の注目を集めている。

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最大の見どころは、NBAの未来を担う若き万能ビッグマン―

チェット・ホルムグレンとヴィクター・ウェンバンヤマの対峙だ。

ドラフト指名はホルムグレンが1年早いものの、NBAデビューは同年。

互いにリーグを代表する存在へと急成長を遂げた2人の直接対決は、

ファンのみならず関係者からも「世代を象徴する一戦」と大きな期待が寄せられている。

サンダーはここまで24勝1敗、勝率96.0％とリーグ最高の成績を誇る。

開幕から25試合でのこの数字は、2015-16シーズンのウォリアーズと並ぶNBA史上最高レベル。

チームを牽引するシェイ・ギルジャス＝アレキサンダー（SGA）は「勝ち続けることが何より大事だ」と語り、歴史的シーズンを見据える覚悟を隠さない。

一方のスパーズも、主力を欠く期間がありながら17勝7敗（勝率70.8％）で西カンファレンス上位につける。

その原動力となっているのが、フォックス、キャッスル、ヴァッセル、バーンズらが築いてきたチームケミストリーだ。そしてここに、約1か月ぶりとなるウェンバンヤマ復帰という最大のピースが加わる見込みだ。

今季平均26.2得点、12.9リバウンド、3.58ブロックという圧倒的な存在感を誇るウェンバンヤマの復帰は、スパーズにとって戦力以上の意味を持つ。リーグ屈指の好調チームを相手に、完全体に近い姿で挑む準決勝は、まさに大舞台にふさわしい。

この“夢の対決”を誰よりも歓迎しているのが、サンダーのホルムグレンだ。

「僕らは本当に強い相手と戦いたい。最高の選手たちが揃い、万全な状態でぶつかり合うのが理想なんだ。スパーズはすでに素晴らしいチームだし、彼（ウェンバンヤマ）が戻ればさらに強くなる。だからこそ、心から楽しみにしているよ」

若き才能が頂点を目指し、最高の舞台で激突する――。