NBA上昇気流に乗りかけたグリズリーズ、柱のイディー離脱で再び試練 平均ダブルダブルの先発センターが約4週間欠場へ
2025.12.12
【©️Memphis Grizzlies】
チームは12月12日、主力3選手の最新ステータスを発表。
なかでも平均ダブルダブルで存在感を放っていたザック・イディーが、
左足首のストレス反応により約4週間の戦線離脱となると説明した。
■ようやく噛み合い始めたチームに新たなアクシデント
221センチ138キロという破格のサイズを誇るイディーは、今季デビューしたばかりの新人ながらすでにグリズリーズのインサイドを支える大黒柱に成長。
ここまで11試合で平均13.6得点、11.1リバウンド、1.9ブロック。直近6試合ではリバウンド14本超と、一気に存在感を増していた。
その躍進が途切れるタイミングでの負傷離脱。
グリズリーズにとっては、ようやく掴みかけていたリズムに水を差す格好となった。
■相次ぐ離脱者…今季のメンフィスは“試練の連続”
グリズリーズは今季、開幕からケガ人に悩まされ続けてきた。
タイ・ジェローム、スコッティ・ピペンJr.、ブランドン・クラークらが長期欠場。さらにエースのジャ・モラントもふくらはぎの負傷で10試合連続欠場中だ。
それでもチームは直近9試合で7勝2敗と復調気配を見せていた矢先だった。
今回の発表では、イディーのほかに、
ジョン・コンチャー:左手親指UCL断裂で手術へ
ジャボン・スモール:左足つま先の負傷で3~5週間の離脱
と、バックコート陣にもさらに追い打ちがかかる状況。
■西9位 11勝13敗、踏みとどまれるか
12日時点の成績はウェスト9位(11勝13敗)。
本来のローテーションが揃わない中での健闘と言えるが、
ここからの4週間は再び“耐える時間”になりそうだ。
特にイディー不在の穴は小さくない。
ゴール下で体を張り、セカンドチャンスを作り続ける彼の存在は、
復調気配だったチームにとって間違いなく重要なピースだった。

