NBAカップ視聴者数が前年比90%増 過去3年で最多のグループステージに

2025.12.10

【©️NBA】

今季の「エミレーツNBAカップ」が開幕から大きな注目を集めている。

Amazonプライム・ビデオ、NBC/Peacock、ESPNの

主要配信プラットフォームを合計したグループステージの視聴者数が

 4000万人超 に到達し、前年比90%増 の大幅な伸びを記録した。

大会創設3年の中で“最多視聴”となり、

NBAが新たに打ち出したカップ戦の存在感が急上昇している。


 

■視聴者急増の背景にAmazonプライムの“無料ライブ戦略”

視聴数増加の要因として、とりわけ大きかったのが

Amazonプライム・ビデオの施策だ。

通常、NBAのレギュラーシーズンを視聴するには

「NBAパス」などの有料プラン加入が必要で、

日本では月額3000円近い費用がかかる。
一方、Amazonは NBAカップの週末試合のみを

全世界向けに無料配信 する特別編成を実施。

日本国内であればプライム会員であれば、

追加料金なしで日本語解説付きのライブ配信を視聴できる。

かつて楽天NBAで実質無料視聴していた層も取り込んだとみられ、

日本国内では“高額なNBAパス”とのコントラストも相まって、

NBAカップ視聴への流入が加速した形だ。


 

■ノックアウトステージ進出チームが決定

視聴記録を更新したグループステージを終え、準々決勝の対戦カードは以下の通り。


<イースタン・カンファレンス>

マイアミ・ヒート vs オーランド・マジック

ニューヨーク・ニックス vs トロント・ラプターズ


<ウェスタン・カンファレンス>

フェニックス・サンズ vs オクラホマシティ・サンダー

サンアントニオ・スパーズ vs ロサンゼルス・レイカーズ


 

準々決勝を勝ち抜いた4チームは、現地時間 12月13日(土) に

ラスベガスで行われる準決勝へ進出。

さらに勝者同士が、12月16日(火) の決勝戦でNBAカップ王者の座を争う。

異例の勢いで視聴者数を伸ばした今季のNBAカップ。

ここからは負ければ即敗退のノックアウト方式に突入し、

短期決戦ならではのドラマが期待される。