【©️自由時報】

歌手の浜崎あゆみさんが、29日に予定されていた中国・上海公演が前日に突然中止となったことを受け、同日深夜に自身のインスタグラムを更新し、会場で観客を入れずに一曲目からアンコールまで全演目を実施したと明らかにした。

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公演は主催者側が「不可抗力」を理由に28日に中止を発表したもので、観客約1万4千人が来場予定だった。現地では払い戻しの案内も開始されており、チケット購入者には主催者を通じて順次返金が行われる。

浜崎はインスタグラムのストーリーズで、無観客でステージを行った経緯について
「会えるはずだった1万4千人のTA（ファン）に向けて、演者・スタッフ全員で本番と同じ想いでやりきった」
と報告。演出や進行を含め、公演内容を予定通り再現したという。

また別投稿では、
「ツアーを共に戦ってきた仲間、中国スタッフ、日本のチームと前に進んでいます。心配しないでください」
と心境を綴り、ファンに向けて「ポジティブなことを見つけ、自分自身を守ってください。エンターテインメントは人と人をつなぐ架け橋であるべきだと信じています」とメッセージを送った。

今回の中止は、日本発コンテンツへの制限が広がる中国国内の状況とも重なっている。中国政府が日本の国会答弁に反発する中、当該公演も影響を受けたとみられる。

なお、チケットの払い戻しは主催者が案内を開始しており、購入者は手続きに従うことで全額返金される。現時点で振替公演のアナウンスは出ていない。