東京デフリンピック2025-日本代表は過去最多51個のメダル獲得
聴覚に障害のある世界トップアスリートが集う
国際スポーツ大会「東京デフリンピック」は11月25日、大会11日目を迎えた。
競技はすべて終了し、日本は過去最多となる51個のメダルを獲得した。
▪️サッカー男子、運命のトルコ戦
福島・Jヴィレッジではサッカー男子決勝戦が行われた。12日間で6試合目となる決勝で、日本の相手は世界ランクで上回り、前々大会優勝のトルコであった。
スタンドには多くの観客が詰めかけ、今大会で多くのゴールを挙げ日本の勝利に貢献した双子の岡田兄弟の父、道隆さんの姿もあった。道隆さんは「お前たちは歴史の1ページを作るんだから、これから謙虚に、誇らしく、謹んで誇れ」と選手たちに声をかけた。
試合は開始早々にトルコが先制したが、前半7分、日本は林滉大選手のゴールで同点に追いついた。しかし前半15分、今大会5ゴールを挙げていた岡田拓也選手が負傷交代。その直後、日本はトルコに勝ち越され、1点ビハインドで前半を折り返した。
後半も攻撃を続けたが、トルコの堅守を破ることはできなかった。アディショナルタイムには西大輔選手のヘディングシュートがポストに嫌われ、さらに星河真一郎選手のミドルシュートも枠を捉えられなかった。最終スコアは1対2でトルコが勝利し、日本は銀メダルに終わった。
▪️日本代表は51個のメダルで過去最多更新
25日には女子バレーボール、バスケットボール、バドミントン混合団体で金メダルを獲得した。また、水泳男子200メートルバタフライで茨隆太郎選手が銀メダル、男女4×100mメドレーリレーでは銅メダルを獲得した。サッカーは男女ともに銀メダル、テニス女子ダブルスで菰方里菜選手が金メダル、シングルスでは銅メダルを獲得した。
これにより日本勢のメダル合計は、金16個、銀12個、銅23個の計51個となり、過去最多を更新した。
東京デフリンピックは25日で競技を終え、26日の閉会式で幕を閉じる。

