映画「ウィキッド」続編、北米で大ヒット!初週末興収231億円を突破
2025.11.25
【© Universal Studios.】
ブロードウェイの人気ミュージカルを映画化した2部作の後編、『ウィキッド 永遠の約束』(邦題)が、北米公開初週末に驚異的な興行成績を記録した。興行収入は1億4700万ドル(約231億円)に達し、低迷が続く映画市場に久々の話題を提供している。
ユニバーサル・ピクチャーズ(米コムキャスト傘下)が手がけた本作は、今年公開作品の中でも特に好調な滑り出しとなった。ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの『マインクラフト/ザ・ムービー』に次ぐ、2025年の週末興収ランキング2位を獲得。ユニバーサル作品としては過去10年間で最高のオープニング興収となった。事前に業界調査会社ボックスオフィス・プロは「1億4500万ドル程度」と予測していたが、予想を上回る結果となった。
『ウィキッド』は、1939年の名作『オズの魔法使』の前日譚として描かれる物語。
昨年公開の前作『ウィキッド ふたりの魔女』に続く本作では、
アリアナ・グランデとシンシア・エリヴォが再び、善良な魔女グリンダと邪悪な魔女エルファバを演じる。オズの国で交錯する友情と葛藤を、ジョン・M・チュウ監督が前作に続き描き出す。
北米の映画市場は年初来、前年同期比で3.2%増と緩やかな成長にとどまり、7月以降、1億ドルを超えるオープニング作品はこれまでなかった。
その中での『ウィキッド』の快進撃は、映画ファンにとってまさに朗報となった。


