NBAマーベリックス元オーナーがデービス放出の噂を一蹴“大型契約の中心に据える方針”強調

2025.11.21

【©️Dallas Mavericks】

米プロバスケットボール協会(NBA)ダラス・マーベリックスの

元オーナーで、現在は少数株主のマーク・キューバン氏が

20日、去就が注目されるアンソニー・デービスについて、

「トレードの意向はない」と明言した。

32歳のデービスはオールスター10回選出の実績を誇るリーグ有数のビッグマン。

今年2月、ルカ・ドンチッチとの“歴史的トレード”でレイカーズからマーベリックスへ加入したが、移籍直後に負傷。

昨季はわずか9試合の出場にとどまり、

今季も10月末に左ふくらはぎを痛めて離脱するなど、

ここまで5試合の出場にとどまっている。


 

■低迷と財政圧迫…デービスの契約が焦点に

マーベリックスは現在4勝11敗と苦戦が続き、米ESPNでの報道は19日、「チームがデービス放出を検討する可能性がある」と指摘。

同選手は今季の年俸約5,800万ドル(約90億円)を含む総額2億600万ドル規模の大型契約を抱えており、チームはサラリーキャップの上限(約1億4,400万ドル)を大きく超過する“タックスチーム”状態にある。

補強の柔軟性は極端に制限されている。

主力の負傷離脱と高額サラリーの組み合わせが、

ファンや識者の間で「再編の必要性」を指摘する声を強まっていた。

こうした報道を受け、キューバン氏はデービスの処遇について早急にマスコミ向けに次のように発表。
「トレードするつもりはない。私たちは勝利を目指したい。彼を中心に戦う構想は変わらない」

球団関係者も「短期的な負傷で計画を変える段階ではない」とし、少なくとも現時点でデービス放出の可能性は低いとの姿勢を示している。

チームは今後、デービスの復帰と調整具合が浮上の鍵を握ることになり、高額投資したスターを軸に立て直しを図れるか!?