和島大海選手、ONEデビュー戦で惜敗195cmアナンに追い詰められながらも意地のロー…しかし右足に異変か

【©️ONE Championship】
格闘技イベントONE 173で、
元K-1 WORLD GPスーパーウェルター級王者の
和島大海選手がONE初陣に挑んだ。
結果はユナニマス判定での黒星。
しかし試合前に、右足を引きずる姿が近隣のショッピングモールで
目撃されたとの情報もあり、
デビュー戦で右足に何らかのトラブルを抱えていた可能性が浮上している。
■序盤からアナンが圧力 和島選手は右足のローがほとんど出ず
対戦相手は195cmの長身を誇るナビル・アナン。
1Rから長いリーチを利した右ストレートや二段蹴りで主導権を握り、和島選手は距離を奪われる展開が続いた。
特に気になったのは、
本来の武器である右ローがほとんど出なかった点だ。
和島はK-1時代、左右の蹴りを自在に使い分けて流れを作る選手だが、この試合では左ローと前足を使った蹴りに比重が偏り、右のパワーローは数えるほど。
アナンの圧力を受けた影響も考えられるが、普段の和島選手とは明らかにリズムが違った。
■2R以降は左中心でアナンを追い込むも…
2Rになると和島は奥足へのロー、三日月蹴りなどを織り交ぜ、アナンの右足は赤く腫れ上がるほどダメージを蓄積した。しかし、ここでも右ローはやはり少ないまま。
左右の蹴りを均等に使うスタイルの和島にとって、片側の武器が封じられるのは大きな痛手。3Rにはハイキックで反撃する場面も見せたが、アナンの打ち下ろしのパンチや飛び二段蹴りを前に流れを取り切れなかった。
■試合前に“右足を引きずる姿”を目撃 試合前からのダメージか!?
試合開始の3時間ほど前に、会場近くのモールで、
和島が右足を軽く引きずるように歩いていた
という目撃情報がある。
もちろん、公式な負傷報告は現時点で出ていない。
だが、試合中に右足での蹴りが極端に少なかったこと
左中心の攻撃配分に偏りがあったこと
試合後に右足をかばう様子が見られたこと
これらを合わせると、右足に何らかのダメージ、もしくは試合前からのコンディション不良があった可能性は否定できない。
■敗戦の裏側で見えた“世界で戦える武器”
それでも、和島がアナンの奥足を赤く染めるほど蹴り続けた姿勢は、世界相手にも通用する証明となった。もし右足に問題を抱えながら戦っていたのだとすれば、その内容はむしろ評価を高めるものだろう。
