西武の今井達也投手が最多メジャー10球団前後が獲得に興味か!? 契約は6年203億円規模の可能性が報道される

ラスベガス(米ネバダ州)発 — メジャーリーグのゼネラルマネジャー(GM)会議が11日、米ラスベガスで開幕し、早くも今オフの“大型移籍戦線”の火ぶたが切られた。
西武の今井達也投手(27)がポスティングでの移籍を希望している中、複数球団が早くも関心を示している。
パドレスをはじめ、ヤンキースやメッツなど10球団前後が参戦するとの見方が浮上しており、契約は6年総額1億3500万ドル(約203億円)規模に達する可能性もあると米メディアで報道されている。
会場となったホテル内では、カジノの喧騒とは裏腹に「今井争奪戦」が静かに始まっていた。先陣を切ったのはパドレスのプレラーGM。
今季のFA先発陣が手薄になる中、同GMは「我々にとって必要な戦力は明らか」と明言し、即座に今井の名を口にした。過去2年間で視察を重ねた経験もあるGMは、「進歩を続ける投手で、毎年成長を実感している」と評価。
その完成度の高さは、球威、制球力ともに高く、
体力面でもアスリートとして申し分ないと絶賛した。
また、ヤンキースも本格調査を進めており、09年以来の覇権奪回へ向けて先発補強に本腰を入れている。メッツやカブス、フィリーズといった資金力のある球団も静観せず、正式なポスティング申請後は交渉が殺到するのは必至だ。
今井の加入は各球団にとって即戦力の先発投手として理想的であり、千賀翔平やダルビッシュ有と同様に「ローテの軸」として期待される可能性があるという。複数球団が獲得に名乗りを上げる中、メジャーでの新天地がどこになるのか、今後の交渉動向に注目が集まる。
【球団別・先発事情の概略】
ヤンキース:フリード19勝、ロドン18勝など先発は揃うが、右肘手術のコールやロドンの健康面が不安材料。
メッツ:千賀の不調やベテラン左腕マナイアの低調さを背景に、先発補強は喫緊の課題。
フィリーズ:エースウィーラーの復帰次第でローテ安定も、左腕スアレスがFAのため補強余地あり。
パドレス:ダルビッシュ右肘手術、キング、シースのFAにより先発陣に空席。今井は即戦力候補。
カブス:今永FAの影響で層を厚くする必要があり、先発補強に注力する方針。
各球団の戦略と今井のポテンシャルを踏まえ、今オフの移籍市場は大型契約争奪戦の様相を呈しそうだ。
