トロント・ラプターズのブランドン・イングラムが、

試合中の不適切行為でNBAから厳しい処分を受けた。

NBAは11月11日（現地10日）、イングラムに対して

2万5000ドル（約385万円）の罰金を科すことを発表した。

---

問題となったのは、9日（現地8日）に行われたフィラデルフィア・76ers戦での出来事。第3クォーター残り6分25秒、イングラムはベンチで激怒し、水の入ったボトルを床に叩きつけた。飛び散った水はチームメイトや試合スタッフにかかり、コートの拭き取りのために試合再開が遅れる事態となった。

この一連の行為は、ソーシャルメディア上でも瞬く間に拡散された。

NBAは、選手の感情の爆発が他者に危険を及ぼす行為として厳しく取り締まる方針を持つ。今回の罰金処分は、過去にも同様のベンチ行為や暴力的行動に対して厳格に対処してきたリーグの姿勢を改めて示すものだ。NBAでは選手の安全、試合進行の秩序、プロフェッショナリズムが最優先とされており、感情に任せた行動は容認されない。

イングラムはこの試合で21得点、

8リバウンド、5アシストを記録したものの、ラプターズは120-130で敗北。

今季ラプターズに加入した同選手は、ここまで9試合に出場し、

平均32.8分のプレイで21.0得点、6.1リバウンド、3.9アシストを記録している。

米国バスケット専門サイト誌では「イングラムのようなスター選手でも、NBAでは規律違反に対して即座に制裁が科される。これはリーグ全体の安全と信頼性を守るために必要な措置だ」と指摘している。