世界の大谷翔平選手、4度目のシルバースラッガー賞も「当然」の受賞 突出する打撃力、もはや“競争相手不在”の領域へ

2025.11.7

【©️Los Angeles Dodgers,】

ロサンゼルス=現地6日 米大リーグの今季シルバースラッガー賞が発表され、

ドジャースの大谷翔平(30)がナ・リーグ指名打者部門で選出された。

3年連続、通算4度目の受賞で、日本人選手としては

イチロー氏(3度)を上回る最多記録となった。


 

今季の結果は「驚き」ではない。55本塁打、打率.282、102打点、OPS1.014。

3年連続の本塁打王は逃したものの、二刀流復帰の中でこれだけの数字を残せる打者は、

いまのメジャーでも数えるほどしかいない。

もはや“大谷に勝てる打者がいない”という現実が、

この賞の重みをかえって軽くしてしまう皮肉さすらある。

シルバースラッガー賞は1980年に創設され、

各ポジションで最も優れた打撃成績を残した選手に贈られる。

監督とコーチによる投票で選出されるが、

DH部門では大谷以外にフィリーズのカイル・シュワーバー、

ブルワーズのクリスチャン・イエリッチが候補に挙がったものの、

成績面での差は歴然だった。

米メディア「FanSided」の報道で

「大谷の10年7億ドル契約は“高額”というより、もはや“正当な評価”だ」と高評価。

「彼の本塁打力、出塁率、さらに投手としての影響力まで含めれば、

もはや一人でチームを形づくる存在」と追随して礼賛している。


 

ドジャースはチームとしても同賞の「チーム部門」で受賞。

フリーマン、スミス、マンシーらも候補入りしたが、受賞はならなかった。
それでも、チーム全体に及ぶ大谷選手の波及効果は明白だ。

観客動員、放映権収益、ブランド価値―いずれも移籍初年度から跳ね上がった。