【RISE×GLORY】笠原弘希選手、死闘制す!延長で王者・白鳥大珠選手を2度倒す圧巻の勝利!次戦は原口健飛選手との頂上決戦へ

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GLORYとRISEの王者が激突した「ワールドシリーズ2025 FINAL」の舞台で、また一つ、語り継がれる戦いが生まれた。
SB日本ライト級王者・笠原弘希選手(26=シーザージム)が、
RISEスーパーライト級王者・白鳥大珠選手(29=TEAM TEPPEN)との壮絶な一戦を制し、
延長判定3-0で勝利。65キロ世界最強を懸けたトーナメントでベスト8へ駒を進めた。

■互いに譲らぬ3R、延長で光った「勝負強さ」
試合は序盤から一進一退。笠原選手の冷静な間合い管理に対し、白鳥選手はリズムを変えながら左ミドルとジャブで応戦。3回終了時の判定では白鳥がわずかにリードを奪い、試合は延長へと突入した。
ここからが、笠原弘希の真骨頂だった。
延長序盤、距離を一瞬で詰めた笠原が右ストレートを突き刺す。白鳥選手がバランスを崩しながらもバックブローを狙うが、間髪入れず放たれた右の追撃がクリーンヒット。レフェリーがスタンディングダウンを宣告すると、会場はどよめきに包まれた。
さらに笠原選手は、強引かつ精密な右の打ち下ろしを重ね、2度目のダウンを奪取。王者同士の死闘に終止符を打った。

■会長の言葉と、次なる頂へ
試合後の笠原は、シーザー武志会長から試合直後に電話を受けたことを明かした。
「『今回は良かったな』と声をかけてもらって……そのあと『この気持ちを忘れず練習しろよ』と。胸に響きました」と静かに語る表情は、勝利の高揚よりも、次戦への決意をにじませていた。
■「日本一の男」と技巧派の原口健飛選手との激突へ
準々決勝の相手は、同大会でペトル・モラリ(モルドバ)を圧倒した原口健飛選手(27=FASCINATE FIGHT TEAM)。
笠原選手は原口選手について、「距離感が絶妙で、相手に何もさせないまま自分の強打を当ててくる。テクニシャンであり、ファイターでもある」と最大限に評価。
「日本一の強い男」と称しつつも、「しっかり分析して、勝ちに行く」と静かに闘志を燃やした。
