【GLORY×RISE】原口健飛選手、圧巻の三日月蹴りでモラリを沈める 技術と精神が融合した完勝劇

2025.11.2

GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(65kg)

STANDING TOURNAMENT/3分3R+Ex1R
○原口健飛(日本)KO 1R  ●ペトル・モラリ(モルドバ)

【©️RISE】

GLORYとRISEの合同トーナメント

「LAST FEATHERWEIGHT」1回戦で、

原口健飛選手が圧巻のパフォーマンスを披露した。

対戦相手のペトル・モラリを相手に、代名詞とも言える

左の三日月蹴りを中心とした攻撃で試合を完全に支配。

初回で戦意を奪い、危なげないKO勝利を飾った。


 

サウスポー構えから放たれる右の前蹴り、左ハイ、そして低く差し込むインロー。

原口は序盤から距離を支配し、相手の反応を丹念に探る。

モラリも細かいローを返して前進を試みたが、原口選手のタイミングの読みが勝っていた。

迎えた中盤、原口選手が左のインローから軌道の読めない三日月蹴りを突き刺し、

最初のダウンを奪取。再開直後もプレッシャーを緩めず、

左ミドル、パンチ連打、ヒザ蹴り、そして再び左の三日月蹴りで2度目のダウンを奪った。

それでも立ち上がるモラリに対し、原口は冷静だった。


 

左ミドル、三日月蹴り、左ハイとリズムを崩さず、相手の呼吸と姿勢を見極める。

モラリがスピニングバックキックを狙うも空振りに終わり、

カウンターの左カーフを被弾した瞬間、

自ら背中を向けて戦意を喪失。審判が試合を止めた。

原口選手はわずか1ラウンドで3度のダウンを奪い、

ダメージがない状態と完璧な内容でトーナメント3回戦へ進出。

試合後は「狙いどおり。蹴りの感覚が戻ってきている」と落ち着いた表情で語った。