スネル圧巻の8回無失点、佐々木朗希投手が中継ぎで締める!ドジャース、敵地で白星発進!
【©️Los Angeles Dodgers,】
ドジャースが、アウェーでの初戦を劇的に制した。先発のブレイク・スネル投手(32)が8回1安打無失点、10奪三振の快投。
9回の最終回には、守護神・佐々木朗希投手(23)が
一時ピンチを招きながらも2アウトまで守り、
最後はトライネンが締め、ブルワーズとの接戦を2―1で競り勝った。
▪️完璧に近いスネルの投球 17者連続アウトの圧巻ショー
スネルは立ち上がりから圧倒的だった。最速97.7マイル(約157キロ)の直球を軸に、チェンジアップとカーブを自在に操り、2回まで完全投球。3回に初ヒットを許すも、すぐさまけん制で刺す冷静さを見せた。
中盤以降はまさに“支配”。5回まで1安打無失点と危なげなく、6回から8回までは17者連続アウト。四死球もゼロで、許した唯一の走者すら自らのけん制でアウトにする完璧ぶりだった。ポストシーズン通算防御率は0.86に到達。完全復調を印象づけた。
▪️チームを救ったベテランの一打
攻撃陣は4回、1死満塁の好機でマンシーの中飛が「中ゴロ併殺打」となる珍プレーに終わり、嫌な流れが漂った。しかし、スネルの力投がその空気を断ち切る。迎えた6回、フリーマンが右翼席に運ぶソロアーチ。沈黙していた打線がようやく口火を切り、ドジャースが先制に成功した。
▪️大谷選手は16打席無安打も、チームに貢献
大谷翔平選手はこの日2打数無安打3四球。うち2つは申告敬遠と、ブルワーズが徹底マークを見せた。地区シリーズから続く16打席連続無安打と苦しむが、出塁でリズムを作り、フリーマンの本塁打時にはベンチで両手を挙げて喜びを爆発させた。
▪️佐々木朗希投手が締め、最後はトライネンが救う
2点リードの9回、守護神・佐々木朗希が登板。制球に苦しみ1失点を喫したものの、2死一、三塁でトライネンにスイッチ。最後は4番チュラングを空振り三振に仕留め、敵地の歓声をかき消した。
▪️ロバーツ監督「正真正銘のエース」
試合前、ロバーツ監督はスネルについて「正真正銘のエース。
いつもマウンドで最良の選択をしてくれる」と絶賛。
今季は左肩の炎症で4か月離脱したが、
復帰後は「後半にピークを合わせた形」(同監督)で、
ポストシーズンに万全の状態で臨んでいる。
過去2度のサイ・ヤング賞左腕が放った会心の投球。
ドジャースは難敵ブルワーズとのシリーズ初戦をものにし、ワールドシリーズ進出へ、最高のスタートを切った。