金谷拓実選手、日本開催のPGAで圧巻“62”自己最高4位で米ツアーシードへ大前進

2025.10.14

【画像・写真/Getty Images】

米男子ゴルフツアー・フェデックスカップフォール第3戦

「ベイカレント・クラシック・プレゼンテッド・バイ・レクサス」

(神奈川・横浜カントリークラブ)は

12日に最終日を迎え、金谷拓実(25)が驚異的なラウンドを披露した。

18位タイからスタートし、9バーディ・ノーボギーの「62」でフィニッシュ。

通算14アンダーで日本勢最高の4位タイに食い込み、

来季の米ツアーシード獲得に大きな一歩を刻んだ。

 

大会はフェデックスカップランク51位以下の選手たちが来季シード権を懸けて争う“運命のフォールシリーズ”。金谷は今回の快進撃でポイントランクを135位から113位へと急上昇させ、トップ100入りが現実味を帯びてきた。

ホールアウト後、金谷選手は「最後までチャンスはあると思う。とにかく自分らしいプレーを続けて頑張りたい」と笑顔で語った。その言葉通り、冷静さと攻めの姿勢を両立させたプレーは、国内外のファンの胸を熱くした。

今回の日本人最高位の4位タイで得た賞金は約30万1,600ドル(約4,600万円)。米ツアー自己最高位を更新し、世界のトップシーンで着実に存在感を高めている。

優勝は米国のザンダー・シャウフェレ。

すでにシグネチャー大会出場圏内の50位以内に入っており、ポイント加算は対象外となった。一方、単独2位のマックス・グレイサーマンが58位から51位、3位のマイケル・トービヨンセンは90位から72位に浮上するなど、シード争いは熾烈を極めている。

日本勢では、大西魁斗選手が54位タイで201位から199位へ微増。

久常涼選手は72位タイで83位から89位へ順位を落とした。

20位タイの松山英樹選手はすでにトップ50圏内のため、ポイント加算はなかった。

次戦「バンク・オブ・ユタ選手権」は23日から米ユタ州ブラック・デザート・リゾートで開催。

金谷選手はさらなる上位進出を狙い、“世界基準”を証明する戦いに挑む。