【©️Chicago Bulls,】

米NBAシカゴ・ブルズの河村勇輝選手（24）が7日（日本時間8日）、

キャバリアーズとのプレシーズン初戦で途中出場し、

限られた出場時間の中で鮮烈なインパクトを残した。第3クォーター途中から登場すると、第4クォーターではわずか1分間で3アシストを記録。

さらに終盤には3ポイントシュートを沈め、チームの僅差勝利に貢献した。

 

第3クォーター残り2分22秒、ベンチを飛び出した河村選手は、

登場から約1分で初アシストを記録。

左サイドから鋭いドリブルで切り込み、味方のダンクを完璧に演出した。
続く第4クォーターでは持ち前のスピードと視野の広さを発揮。

立て続けに味方の3Pをお膳立てし、巧みなレイアップも導くなど、わずか1分間で3アシストをマーク。

終盤、残り3分半には勝負どころで自ら3ポイントシュートを決め、観客の大歓声を浴びた。試合は118―117の接戦をブルズが制した。

昨年、メンフィス・グリズリーズとの2WAY契約を経て、今季からブルズに正式加入した。サマーリーグでは5試合で平均10.2得点、6.2アシストを記録。

最終戦のジャズ戦では20得点10アシストと圧巻の“ダブルダブル”を達成し、首脳陣から高評価を受けていた。

地元メディア「シカゴ・スポーツ・ネットワーク」の記事には「彼は話題性だけでなく、実力でチームに影響を与える存在。プレシーズンで出場機会を与えなければもったいない」と称賛。
短時間ながらチームの勝利を導いた河村選手の初陣は、ブルズファンに強烈な印象を残すデビュー戦となった。

この結果を踏まえて状況から察するに、プレイタイムは増える可能性が大きいだろう。

【文：高須基一朗】