【©️Red Sox】

ア・リーグ・ワイルドカードシリーズで、レッドソックスがヤンキースを下し、地区シリーズ進出に王手をかけた。30日のニューヨークでの一戦、七回の決定的な場面で代打・吉田正尚外野手が逆転の中前タイムリーを放ち、勝利を引き寄せた。

試合はヤンキースが先制。

ボルピーのソロホームランで序盤に主導権を握った。

しかし、レッドソックス先発のクロシェが追加点を許さず、投手戦の様相を呈していた。緊迫した状況の中、七回にヤンキースの先発フリードが1死後にマウンドを降りると、代わったウィーバーからラファエラが四球、ソガードが二塁打を放ち、1死二、三塁の絶好機を作る。

ここで吉田選手が代打として登場。

初球のフォーシームを一振りで捉えた打球は二遊間を鋭く破り、二者が一気に生還。

レッドソックスが逆転に成功すると、ベンチも沸き、

敵地の観客席は歓声と悲鳴が入り混じる緊迫した光景となった。

 

吉田選手は今季、右肩の故障や不調で長期間離脱していたが、

9月に調子を取り戻し、ポストシーズンでの活躍を誓っていた。

「ここからが本当に勝負だと思う。そこでチームに貢献できれば」と

意気込みを語っていた通りの有言実行での一打となった。