「ものすごく苦しかった」巨人・田中将大投手 日米通算200勝に遂に到達!険しき道のりを振り返る

2025.10.1

【©️読売ジャイアンツ】

巨人の田中将大投手が9月30日、中日戦に先発登板し、

6回2失点の力投で日米通算200勝を達成した。史上4人目の快挙。

試合後の会見で田中将大投手は「感無量です」と語りながらも、

「ものすごく苦しかった」と偉業達成までの険しい道のりを振り返った。

 

初回に味方打線が3点を先制するも、3回に細川成也の2ランで1点差に迫られる苦しい展開。田中は「サイン通りに投げられず、一番よくない形で点を取られてしまった」と悔しさをにじませたが、その後は冷静に立て直し、勝利投手の権利をつかんだ。7回以降はリリーフ陣が無失点でつなぎ、節目の白星を守り切った。

 

バッテリーを組んだ小林誠司捕手へは「違和感なく入っていけた。本当に助けられた」と感謝し、リリーフ陣についても「非常に頼もしい仲間だと思う」と信頼を寄せた。

そして、自身の200勝という数字について問われると、

田中将大投手は率直な胸の内を明かした。
「『200』が近づいてからは、みなさんが知らないところでもいろんなことがあって、ものすごく苦しかった。時間はかかりましたけど、乗り越えてここまでたどり着けたことは自分にとって非常に大きな1勝でした」

プロ入り以来、圧倒的な勝率で走り続けてきた右腕も、近年は度重なる故障やコンディション不良、さらには結果を求められる重圧と向き合い続けてきた。

偉大な投手ほど、節目の勝利は決して容易には訪れない。

重ねた勝ち星の背後には、表に出ない苦悩と試練の数々があった。