「国宝」映画、興収150億円突破 朝日新聞デジタル版に特設ページ

2025.9.29

©️朝日新聞

朝日新聞の連載小説を原作とする映画「国宝」が、興行収入150億円を突破する大ヒットとなった。株式会社朝日新聞社は、デジタル版に「『国宝』現象」と題したトピックスページを設置。

新聞紙面やデジタル配信を含む関連コンテンツを一堂に閲覧できる。

ページでは、映画で歌舞伎の女形スターを演じた吉沢亮さんのインタビューや、

李相日監督と原作者の吉田修一さんの対談など、多角的に「国宝」の世界を紹介。全国の取材網を生かしたロケ地の話題や、動員記録の更新、

作品現象を読み解く解説も掲載されている。

 

▪️原作本も好評 累計190万部突破

グループ会社の朝日新聞出版が手がける原作本(上下刊)は、重版を重ね累計190万部を突破。

朝日新聞の「AERA DIGITAL」でも独自の「国宝」ページを開設し、映画や原作に関するコンテンツを提供している。

原作は、歌舞伎役者の家に引き取られ、歌舞伎に人生を捧げた主人公の半生を描いた作品。2017~18年に朝日新聞紙上で連載され、大きな反響を呼んだ。

映画は今年6月に公開。上映時間が3時間に及ぶ大作ながら、主演の吉沢亮さん、共演の横浜流星さんら俳優陣の迫力ある演技が観客を圧倒し、実写映画としては未曽有のメガヒットとなっている。

 

▪️朝日新聞原作の注目作が続々

朝日新聞の連載小説を原作とする映画は、近年も多数ヒットしている。

吉田修一さん「悪人」(2006~07年連載、2010年公開)

綿矢りささん「私をくいとめて」(2016年連載、2020年公開)

沢木耕太郎さん「春に散る」(2015~16年連載、2023年公開、横浜流星主演)