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ヨーロッパの頂点を決める「FIBAユーロバスケット2025」は、日本時間9月8日にラウンド16が行われ、スロベニア代表は強豪イタリアを84－77で撃破。

中心に立ったのはやはりスーパースター、ルカ・ドンチッチ（ロサンゼルス・レイカーズ）だった。

 

試合序盤、相手との接触で足を痛めるアクシデントに見舞われたが、それでもコートに立ち続けた26歳の司令塔は驚異の集中力を発揮。第1クォーターだけで3本の3ポイントを含む22得点を叩き出し、大会記録となる1クォーター最多得点をマークした。

最終的には33分17秒の出場で、自己最多となる42得点に10リバウンド、3スティールを記録。シュート精度も驚異的で、フィールドゴール成功率57.9パーセント（11/19）、3ポイント45.5パーセント（5/11）、さらにフリースローは16本中15本成功の93.8パーセントと、ほぼ完璧に近い内容だった。

試合後、ドンチッチは「すごく難しく、フィジカルな試合だった。けれど僕らはその相手に勝ち切ったんだ」と充実感を漂わせた表情でコメント。さらに「個人ではなく、チームとして戦った結果だ。仲間をいつも誇りに思っている」と仲間たちの貢献も称えた。

まさに痛みに耐えての“キャプテン・パフォーマンス”。

ドンチッチがけん引するスロベニアは、準々決勝でここまで無敗を誇るドイツ代表と激突する。試合は日本時間11日午前3時にティップオフ予定。