FIBAユーロバスケット2025大波乱! スペインに続きセルビアも敗退 ヨキッチ孤軍奮闘もフィンランドに屈す

2025.9.7

【©️FIBA】

ユーロバスケット2025は衝撃の展開を迎えた。前回王者スペインがまさかのグループ敗退を喫したのに続き、決勝トーナメント初戦で世界ランク2位のセルビアがフィンランドに92-86で敗北。大会屈指の優勝候補が立て続けに姿を消す大波乱となった。

 

 

フィンランドは立ち上がりから気迫あふれるプレーを披露し、第1クォーターで11-1とリードを奪取。前半終了時点では44-48と逆転を許したものの、試合を通してリバウンドでセルビアを圧倒し続けた。特にオフェンスリバウンド20本という数字は、強豪セルビアの堅守を完全に打ち破った証だった。

終盤の勝負所では、エリアス・バルトネンが値千金の3ポイントを沈め、NBAスターのラウリ・マルカネンが29得点8リバウンドの圧巻のパフォーマンス。

最後は冷静にフリースローを決めきり、フィンランドが2009年以来となるセルビアからの歴史的白星を掴んだ。

一方のセルビアは、ニコラ・ヨキッチが33得点と孤軍奮闘したが、リバウンドでの脆さと準備不足を悔やむ内容。

ヨキッチは「最初から相手にフィジカルで上回られた。20本のオフェンスリバウンドは受け入れがたい」と肩を落とした。

ユーロバスケット2025は、前回王者の王者スペインに続き、準優勝候補セルビアまでもが敗退する異例の展開に。

勢力図は一気に揺らぎ、フィンランドの快進撃が大会の台風の目となっている。

■試合結果
セルビア 86-92 フィンランド
SRB|24|24|18|20|=86
FIN|28|16|24|24|=92