NBAオールスター、来年は「米国2チーム vs 世界選抜」形式に刷新へ 国際色強化で注目集まる

2025.9.4

来年2月15日にロサンゼルスのインテュイット・ドームで開催予定のNBAオールスターゲームが、従来のフォーマットから一新される見通しだ。米スポーツ専門局ESPNなどが3日(日本時間4日)、関係者の情報として報じたところによると、

新たな試合形式は「米国2チーム」と「世界選抜」の総当たり戦となる。

NBAの競技委員会が同日提示した案には、選手やチーム幹部からおおむね好意的な反応があったといい、1クオーター12分制での実施が計画されているという。

昨季は4チームによるトーナメント方式を導入したが、選手やファンからは不評が相次いだ。背景には、北米プロアイスホッケーNHLが昨季、オールスターゲームの代わりに導入した4カ国対抗戦が好評だったことがあり、NBAでも「米国vs世界」という国際色の強いフォーマットが注目を集める形となった。

NBAでは選手の約70%が米国籍である一方、国際的な才能も増加している。

世界選抜を設けることで、米国外出身のスター選手もオールスターに参加しやすくなる利点がある。シルバー・コミッショナーは今年初め、ミラノ・コルティナ冬季五輪期間中に、「2028年ロサンゼルス五輪開催地で行われる今季オールスターには、国際的な趣向を取り入れる」と示唆しており、今回の変更はその意図を反映したものといえそうだ。

NBAオールスターの新フォーマットは、選手たちの技術と個性だけでなく、世界のバスケットボールファンを巻き込む新たな試みとなる。