佐々木朗希投手、再起へのステップ 3Aで課題露呈も着実に実戦感覚を取り戻す

2025.9.3

©️Oklahoma City Comets

ドジャースの佐々木朗希投手が2日(日本時間3日)、3Aオクラホマシティでのシュガーランド戦に先発登板した。初回に2本のアーチを浴びて4失点したものの、リハビリ明けからの実戦復帰を重ねる中で、依然として大きな期待を背負っている。

 

先頭から2つのアウトを奪う立ち上がりを見せた佐々木投手だが、死球をきっかけにコール、シングルトンに連続の2ランを被弾。

表情には悔しさをにじませたが、直後の打者は内野ゴロに仕留め、切り替えを見せた。途中で球場の照明トラブルによる中断もあり、ペースを崩されることとなり、難しい環境下でのマウンド登板となった。

今季は5月に右肩の不調で負傷者リスト入りし、長いリハビリを経て実戦復帰。

8月に3Aで約3カ月ぶりの登板を果たして以降、球速や制球面で本来の状態を取り戻す過程にある。

ここまでの3A成績は0勝1敗、防御率9点台と数字上は厳しいが、登板を重ねるごとに球速は150キロ台を記録する場面も増えており、徐々に感覚を取り戻している。

ロバーツ監督も「大事なのは安定感とコマンド。

3Aで圧倒的な投球を取り戻してほしい」と語り、あくまで調整段階にあることを強調。