「24時間テレビ48」平均視聴率は11.0% チャリティーマラソンランナー横山裕さんゴール瞬間19.5%も全体は昨年比ダウン 一方で募金総額は史上最高を更新

2025.9.1

【©Nippon Television Network Corporation】

日本テレビ系で8月30日・31日に放送されたチャリティー番組「24時間テレビ48―愛は地球を救う―」の平均世帯視聴率が11.0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが9月1日に判明した。昨年の12.5%から1.5ポイント減少し、近年のテレビ離れや視聴率下落傾向を裏付ける結果となった。

個人視聴率も6.6%と、23年の同率から伸びは見られなかった。

 

一方で、チャリティーマラソンランナーを務めたSUPER EIGHTの横山裕さんがゴールした31日夜の放送枠(午後7時~8時54分)は、世帯平均19.5%、個人13.3%の高視聴率を記録。番組のクライマックスに視聴者が集中し、マラソン企画の存在感はいまだ健在であることを示した。

今年のテーマは「あなたのことを教えて」。総合司会には「くりぃむしちゅー」の上田晋也、羽鳥慎一アナ、水卜麻美アナが起用され、チャリティーパートナーにはKing & Princeの永瀬廉さんと髙橋海人さん、俳優・志尊淳さん、長嶋一茂さん、やす子さん、氷川きよしさん、浜辺美波さんと幅広い顔ぶれが揃った。

 

そして注目されたのは、募金額の大幅な伸びだ。

横山さんが呼びかけた「マラソン子ども支援募金」は番組終了時点で7億40万8600円に達し、史上最高額を更新。全額が児童養護施設や学習・食事支援、居場所支援など、経済的に困難を抱える子どもたちのために活用される予定だ。さらに「パラスポーツ応援募金」「能登復興支援募金」など目的別の寄付や、全国各地で集められた一般募金も加わり、最終的な総額は10月に発表される。

平均視聴率の減少という課題を突きつけられた一方で、募金総額では過去最高を記録。

数字の上では番組の存在感に揺らぎも見えるが、

その社会的影響力はむしろ拡大していることを示す結果となった。