二宮和也さん主演『8番出口』、公開3日で9.5億円突破も 実写映画ヒットの背景に“原作ゲーム人気”

2025.9.1

川村元気監督がメガホンをとり、二宮和也さんが主演を務める

実写映画『8番出口』が、

8月29日の全国公開から3日間で興行収入9億5391万900円を記録。

観客動員数は約67万人。

2025年に公開された実写映画の中で、現時点でトップの滑り出しとなった。

 

一方で、この数字の背景には、作品単体の評価だけでなく、

原作ゲームの人気が大きく寄与しているとの見方もある。

原作はインディークリエイター・KOTAKE CREATE氏が2023年に発表したPCゲームで、全世界で170万ダウンロードを突破。地下鉄の通路を延々と歩き続けるシンプルながら不気味な構造がSNSを通じて話題を呼び、短期間でカルト的な支持を得た。

映画版は、この「一人称視点の没入感」をどう再現するかが注目されてきた。公開初週から最新のポスタービジュアルを投入したほか、9月中旬以降にはMX4D、4DX、SCREENXなど各種ラージフォーマットでの上映を拡大。体感型シアターでの需要を取り込み、リピーター層の確保を狙う。

 

出演陣には二宮さんのほか、小松菜奈さん、河内大和さんが出演。

海外映画祭への出品も続いており、カンヌ国際映画祭では観客のスタンディングオベーションを受けた。さらに、トロントや釜山、シッチェスなど主要映画祭での上映も控え、既に100を超える国・地域での配給が決定している。