人気ダンス・ボーカルグループ「三代目 J SOUL BROTHERS」の今市隆二さん（38）が、タクシー運転手に対する脅迫と暴行の疑いで書類送検されていた問題で、被害者側の代理人弁護士が27日、都内で会見を開き、示談が成立したことを明らかにした。

 

代理人弁護士によると、今市さんは当初「殺すぞとは言ったが、運転手に向けたものではない」と供述していたが、最終的には被害者への脅迫発言を認めたという。

その上で謝罪を行い、被害者側が受け入れたことで8月28日付で示談が成立した。示談金の金額については非公表とした。

今市さんは今年4月5日未明、東京都内を走行中のタクシーで運転手に「殺すぞ」と脅し、さらに腕を引っ張るなどの暴行を加えた疑いで書類送検されていた。

所属事務所LDHは7月末、報酬返上と自宅謹慎の処分を下したと発表したものの、その後も5月から7月にかけて今市はライブ出演を続行。

人気アーティストの不祥事に対し、芸能界や音楽業界の危機管理の甘さが改めて問われる形となった。