大谷翔平選手は4打数2安打、山本由伸投手は勝利投手の権利を逃す・・・ドジャースまさかのサヨナラ負けで“勝負弱さ”露呈
2025.8.19
【©️Los Angeles Dodgers】
ナ・リーグ西地区を独走してきたドジャースが、まさかの失態だ。18日(日本時間19日)、敵地デンバーで行われたロッキーズ戦で、首位を快走するはずの名門は最下位相手に痛恨のサヨナラ負け。優勝マジック点灯の絶好機をみすみす逃した。
「1番・DH」で先発出場した大谷翔平(31)は4打数2安打と役割を果たした。初回に右前打、さらに2回には中前適時打を放ち、久々のマルチ安打を記録。
しかし、その活躍も空しくチームは9回に力尽きた。
試合後、大谷はベンチで打撃手袋を叩きつけ、普段は冷静な男が感情を露わにする異例の光景となった。
先発の山本由伸投手(27)は7回を投げ3失点。
決して内容は悪くなかったが、6回に味方が勝ち越した直後の7回に痛恨の同点弾を浴び、試合の流れを手放した。エースとして期待される右腕にとっても、手痛い一発となった。
勝負の綾が訪れたのは最終回。
3番手ロブレスキがあっさり連打を浴び、守備でも右翼T・ヘルナンデスの拙守が致命傷。
ロッキーズに今季初黒星を献上する格好となった。
首位チームにあるまじき“隙の多さ”を突かれた試合だった。
本来ならこの日の勝利で地区優勝マジック「34」が点灯するはずだった。だが、足元をすくわれる形で節目を迎えられず、逆に勝負弱さを露呈する形となった。
大谷選手の怒りは、単なる一敗への苛立ちではないだろう。
チームが大舞台に向けて課題を解消できないままでは、ポストシーズンで同じ轍を踏む可能性すらある。ロッカールームに残ったのは、悔しさと危機感だけだった。