映画『国宝』興収100億円突破!! 邦画実写22年ぶりの快挙

2025.8.18

【©️映画『国宝』製作委員会/朝日新聞出版】

俳優・吉沢亮さん主演の映画『国宝』が、公開から73日間で興行収入100億円を突破したことが18日、明らかになった。邦画実写作品としては、2003年公開の『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』以来、22年ぶりの達成となる。

 

公式発表によると、8月17日までの累計観客動員数は747万人、興行収入は105億円に達した。興行収入ランキングでは、邦画実写で『踊る大捜査線 THE MOVIE 2』(173.5億円)、『南極物語』(1983年公開、110億円)に次ぐ第3位の記録となった。

『国宝』は、吉田修一氏の同名小説を原作とするヒューマンドラマ。任侠の家に生まれながらも歌舞伎役者の家に引き取られた主人公・立花喜久雄(吉沢)が、芸の道に人生を捧げる50年間を描く作品である。

公開後も劇場は連日満席が続き、多くの観客から支持を得ている。

興収100億円突破に際し、出演者や監督からも喜びのコメントが寄せられた。

 

吉沢亮さん
「少数でも心に残る作品にしたいという思いで参加しました。多くの方に愛していただき、感謝の気持ちでいっぱいです」

 

横浜流星さん
「映画が多くの方々に届き、観ていただけたことを心から感謝しています。歌舞伎の魅力も伝えられたら幸いです」

 

渡辺謙さん
「公開から2か月余り、多くの方々に劇場に足を運んでいただき感激しています。俳優として歴史に残る作品に参加できて光栄です」

 

李相日監督
「世代を超えて観客が同じスクリーンを見つめ、魂が震える瞬間を目の当たりにしました。観客の皆様に心から感謝しています」

 

『国宝』は現在も全国の映画館で上映中。

各映画館・劇場も予約ができる段階で、すぐに席が埋まる異例の加熱人気ぶりだ!

さらに動員・興収の増加が期待されている。

【文:高須基一朗】