【バスケ男子・日本代表ホーバスJ、アジア杯ベスト8ならず 完全アウェーで痛恨の敗戦

2025.8.13

【©️JBA】

バスケットボール男子日本代表(世界ランキング21位)は12日、サウジアラビア・ジッタで行われたアジアカップ準々決勝進出戦で、前回大会準優勝のレバノン(同29位)に73―97で敗れ、ベスト8進出を逃した。

1997年以来のメダル獲得を目標に臨んだホーバス・ジャパンだったが、完全アウェーの環境と相手の圧力に終始押される展開。序盤こそ競り合いを見せたが、第2Q以降はターンオーバーが重なりリズムを失い、最大26点差をつけられる苦しい試合となった。

スターティングメンバーはここまでの3試合と同じ、テーブス海(26=A東京)、ジョシュ・ホーキンソン(30=SR渋谷)、馬場雄大(29)、吉井裕鷹(27=三遠)、富永啓生(24=北海道)の5人。第1Q終盤、途中出場の富樫勇樹(32=千葉J)がフローターを決めて19―23と4点差で終えたが、第2Qでは失点がかさみ、前半を41―53で折り返した。

第3Qは立ち上がりに1―11のランを許し、一時は26点差。終盤に相手の失速を突いて追い上げたものの、第4Qでも反撃は及ばず。吉井が16得点、ホーキンソンが15得点9リバウンドを挙げたが、チームの3P成功率は25.9%(27本中7本)と低調で、15のターンオーバーが響いた。

試合後、トム・ホーバス監督は「悔しいです。ペイントアタックができず、オフェンスのリズムがおかしくなった。もっとフィジカルを鍛えなければ難しい」と厳しい表情。ホーキンソンも「ターンオーバーが多く、相手の守備に完全にやられた」と肩を落とした。