UFC女子人気ファイターのロンダ・ラウジー選手が復帰の噂再燃『ホワイトハウスUFC』実現なるか?

2025.8.11

【©Ronda Rousey/UFC】

2026年、歴史的な米国建国250周年を迎える年に、UFCがホワイトハウス敷地内での大会開催を計画している。これに伴い、元UFC女子バンタム級王者であり、

MMA界のレジェンド的存在ロンダ・ラウジー(38)が9年ぶりの現役復帰を検討しているとの報道が波紋を呼んでいる。

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ロンダ・ラウジーはかつてオリンピック柔道銅メダリストとして世界に名を轟かせ、その後UFCで女子バンタム級の頂点に立った。昨今は解説者としてリングを離れていたが、復帰の可能性が業界内で密かにささやかれている。米MMAメディア「MMAマニア」によれば、ラウジーの内部関係者からの情報をもとに、元UFC選手チェール・ソネンが復帰意向を明かしたという。

対戦相手には現女子バンタム級王者で、柔道オリンピック金メダリストのケイラ・ハリソン(35)が挙がっており、2人のオリンピアン対決は米国の国民的な関心を集めそうだ。ソネンは「歴史的な節目に、オリンピック・メダリスト同士がホワイトハウスの舞台で戦うことは非常に象徴的だ」と語る。

だが、復帰には大きな壁もある。ラウジーは昨年、脳震盪の後遺症を公表し、軽度の打撃でさえ危険な症状を引き起こす可能性があると告白した。安全面から見て、アスレチック委員会が試合ライセンスを承認するのは極めて難しいとみられる。

一方で、今年1月に第2子を出産したラウジーは、近頃MMAのトレーニング動画をSNSで公開し、復帰に向けた準備をうかがわせている。果たして、歴史的な「ホワイトハウスUFC」でのカムバックは実現するのか。